７月２日（日）、いちょう公園多目的グラウンドで、『もう一つの青森ダービー』東北社会人サッカーリーグ２部北、おいらせFC vs 八学大FC2014が行われた。

　気温が30度を超え真夏日となった中で行われたこの試合は、アウェイの八学大がボールを支配した。サイドを効率よく使い、サイドチェンジをくり返し、おいらせＤＦ陣に揺さぶりを掛けて攻撃を仕掛ける。
　対するおいらせは、しっかりとした守備からカウンターを狙うスタイル。ヴァンラーレ八戸ＦＣを退団したＦＷ㉚阿部稜をターゲットにしてボールを預けて、そこから展開するスタイル。そしてフィジカルで勝るおいらせ。試合は拮抗した展開となった。

　しかし、思わぬ形でおいらせが先制点を挙げる。前半の23分、⑲小向貴史のパスを受けた⑳平野卓実が、ゴールまで約30メートルの位置からミドルシュートを放つ。キーパーの正面に飛んだボールだったが、キーパーの前でバウンドするとボールの軌道が変わりゴールに吸い込まれた。

　１－０となっても八学大がボールを支配する展開は変わらなかったが、追加点を挙げたのはまたしてもおいらせ、そしてまたしても思わぬ形だった。㉚阿部がサイドでボールをキープし、⑲小向にボールを落とし、そのままクロスを上げる。するとこのボールが風に乗りキーパーの前に。そしてまたキーパーの前でバウンドすると軌道が変わる。八学大のキーパーが反応し必死に弾こうとするが、ゴールラインを割っていてゴールとなった。

　不運が重なり２失点した八学大は、得点を狙いに攻勢に出るが、フィニッシュ、フィニッシュ手前でミスが目立ち、ゴールを奪うことができず、２－０とおいらせがリードして前半を終える。

　後半に入っても前半同様、八学大がボールを支配し、おいらせがカウンターを狙う。
八学大は、しっかりとフィニッシュまで持ち込むおいらせのカウンターに備え、攻撃に人数を掛けられない。しかし、残り時間15分を切ると、八学大はロングボールを放り込むパワープレーに出る。
　するとこれが功を奏し、後半40分、ロングスローから⑩日沢迅のヘッドで１点差となる。勢いに乗る八学大だったが、あと１点が遠く、試合は終了。２－１でおいらせが貴重な勝点３を獲得した。

次節　

おいらせＦＣ

07/09 (日) 　八橋運動公園陸上競技場
13:00 vs 秋田大学医学部サッカー部

07/17 (月) 　秋田県フットボールセンター
11:00 vs 猿田興業

07/23 (日) 　いちょう公園多目的グランド（ホーム）
13:00 vs 北都銀行サッカー部



八学大FC2014

07/09 (日) 　八戸市多賀多目的運動場（ホーム）
11:00 vs 北都銀行サッカー部

07/16 (日) 　ふれあいの丘公園多目的運動広場
11:00 vs 水沢サッカークラブ

07/23 (日) 　スペースプロジェクト・ドリームフィールド
14:00 vs 秋田大学医学部サッカー部