2種(高校生)
プレミアリーグEAST第10節 青森山田高校vs浦和レッドダイヤモンズユース
2017年08月28日
8月27日(日)、青森山田高校は浦和レッドダイヤモンズユースをホームに迎え、高円宮杯プレミアリーグEAST第10節を戦った。
リーグ前半戦の9試合を終えての順位は、青森山田が2位、浦和ユースが7位。順位上は優位に立っているが、開幕戦で手痛い逆転負けを喫した相手ということもあり、「初戦で負けた相手に二度も負けられない」(MF⑩郷家友太)という強い思いで青森山田イレブンはこの一戦に臨んだ。
前半23分、先制したのは青森山田だったが、そのわずか2分後に素早い反撃を受け同点とされてしまう。浦和優位の時間帯を耐えしのぐと、1-1で折り返して迎えた後半、青森山田はサイドからの切り崩しやセットプレーで相手ゴールに迫り、ついに後半42分、CKから待望の勝ち越しゴールが生まれる。守備陣も最後まで懸命に体を張り相手の反撃を許さず、青森山田が2-1で勝利した。
試合後、「1-1になった時に初戦のことを思い出しましたが、思い出している時点で引きずっているということなので、やっている間は(悪いイメージを)忘れよう忘れようとずっと思っていました。最後の最後に点を取れて、勝てて良かったです」と語った郷家選手。この勝利で勝点を22に伸ばした青森山田は、前節まで勝点1差で首位に立っていた清水エスパルスユースがFC東京U-18と引き分けたため、ついに首位に返り咲いた。
23分、先制点を挙げたMF⑦檀崎竜孔選手。スピードとテクニック、相手守備陣を翻弄する切れ味鋭いドリブルを武器に決定機に絡み、今季3点目。
MF⑪中村駿太選手はこの試合の決勝点で通算5得点となり、得点ランキングで単独3位となった。7得点で1位タイの郷家選手と共に、青森山田の攻撃を牽引する。
No.10 MF 郷家 友太 (J1ヴィッセル神戸来季加入内定)― 今日の試合を振り返って
立ち上がりはみんなすごく気合いが入っていて、前にガツガツ行けて、サイドハーフも結構走れていたので良かったと思うんですけど、1点取って、ゆるんですぐに失点してしまったので、そこは反省しなきゃいけないところだと思います。どうしても勝ちが欲しかったので、試合終了間際に点が取れたのは良かったと思います。
今日は、点を取れるように前にどんどん走っていこうと思っていました。前半は前に行けなかったんですけど、後半は前にポジションをとって、ボールにかかわることができたので良かったと思います。
得点を取れば、チームも楽になるので、しっかり自分が点を取ってチームに貢献して、1試合1試合頑張っていきたいと思います。
次のアウェー戦でもしっかり勝点3を取って、優勝争いにずっととどまっていきたいと思います。
-インターハイの敗戦とその後の合宿を経て、チーム内の変化はありましたか?
インターハイが終わって怪我人が出てきたところに、今日、途中出場の瀬尾(純基)だったり(浦川)流樺などがアピールして、ベンチのメンバー争いというのもできてきました。そういうものがないとチームが強くならないし、下からの追い上げというのが本当に大切になってきたと思います。インターハイの後遠征に行って、そこでみんなアピールできたと思います。
-郷家選手自身、ヴィッセル神戸の練習に参加したことで変わったところは?
小さい頃からTVで見ている選手、伊野波選手だったり、海外ではポドルスキ選手などとも間近で一緒にやったので、本当に刺激をもらいました。そういうプロのオーラというか、シュートや体の強さ、技術もすごく勉強になりました。練習参加が終わって、教えてもらったことをチームで活かそうというのはずっと思っていて、パスのスピードなどは結構練習の時から意識していました。