1種(社会人)
JFLセカンドステージ第8節 ヴァンラーレ八戸vs奈良クラブ
2017年09月17日
9月17日(日)に行われたJFLセカンドステージ第8節、ヴァンラーレ八戸はホームに奈良クラブを迎えた。
システムは今季の象徴とも言える3-4-2-1。ワントップに⑪村上聖弥、その下のツーシャードーには⑧高見啓太と⑱谷尾昂也。
ボランチには怪我の㉙金久保彩に代わりに④前田柊が入った。
試合開始から村上を中心に、前線の連動したプレスからショートカウンターを仕掛けるヴァンラーレだったが、攻撃の場面で自分たちのミスから相手にボールを渡すと、徐々に奈良のペースに。
しかし、前半33分に村上が相手PA内で足を掛けられ倒されると、これがPKの判定。これを村上自ら決め、先制に成功する。
1-0とヴァンラーレリードで折り返した後半、奈良の攻撃に対し守備の時間が長くなるものの、カウンターやCKからチャンスを作るヴァンラーレ。
決定機を迎えるも決め切れずにいると、試合終了間際の後半ロスタイムに相手のパワープレーから失点を許し、同点とされる。
ヴァンラーレはすぐさまMF⑨吉川翔梧に代えFW㊴竹中公基を入れ勝ち越しを狙うが、1-1のままタイムアップ。ホームで手痛いドローとなった。
試合終了後の記者会見で柱谷哲二監督は「内容に関しては1-1のドローが妥当だと思います」と試合を振り返り、「攻撃の形はカウンター以外、ほとんどできない。それが現状だと思います。ボールを出した後に止まっていたり、3人目の動きなど、全てにおいて足りない。みんなでボールを運ぶ意識を持たないといけないですし、そこを修正していきたい」とポゼッションの部分を修正点として挙げた。
続けて「最後の相手のパワープレーというよりは、カウンターのチャンスが何度かあった中で仕留められないのが問題だと感じます。最後のパワープレーを防ごうということで手は打ちました。それでやられたのはしょうがないと思っています。その前の段階で2点目を獲るチャンスはありました。カウンターで3対3、2対2の場面でゴールマウスにシュートを打てないのは、まだまだレベルが低いと感じます。トレーニングでやってきてはいますが、やり続けなきゃいけないと感じます」とカウンターの精度を重要視した。
それでも、勝点1を取れたことに関しては「この悪い内容の中でも頑張って勝点1を獲ったことは大きい。これはすごく大事なこと」と会見を締めくくった。
次節、第9節は9月24日(日)にアウェイでFC今治と対戦する。