2種(高校生)
第96回全国高校サッカー選手権青森県大会〈準々決勝 弘前実業高校vs十和田工業高校〉
2017年10月16日
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10月16日(月)十和田市高森山総合運動公園で行われた準々決勝、弘前実業高校と十和田工業高校との戦いは、接戦となった。
両校、県ユースリーグ1部に所属し、今季は2度対戦。成績は、2-0、5-1で弘前実業が2勝している。十和田工業にとっては、もう負けられない、負けたくない戦いとなった。
試合は開始から弘前実業がボールを回し、十和田工業に対して優位に立つ展開。しかし、しっかり前線からプレスをかけ、要所要所でブロックを作り、弘前実業が仕掛けるボールを跳ね返す十和田工業。弘前実業は攻勢に出ながらもチャンスを作れずにいると、前半中盤から、十和田工業がカウンターから攻撃を仕掛ける展開が続く。
そして、十和田工業は中盤の素晴らしいパス回しからサイドへ展開すると、FW⑩髙坂蓮が縦に突破。そして角度がないところからシュートを放つ。これは弘前実業のGK①櫻庭篤史のファインセーブでゴールにはならなかった。
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(悔しさを露わにするFW⑩髙坂蓮)
十和田工業が徐々に流れを掴みつつあった。しかし、攻め手を欠き、前半は0ー0で終了した。
後半は、ハーフタイムに修正してきた弘前実業が、開始から攻勢を強め得点を狙いにいく。しかし、十和田工業もそれに対応し攻撃を仕掛ける展開。まさに一進一退の攻防を見せる。
後半開始早々、十和田工業のフリーキックの跳ね返りを弘前実業が拾い、フォワードが抜け出そうとするが、十和田工業のDFがこれをタックルで防ぐ。一瞬ファウルかと思われたが、主審の判定はノーファウル。これにはベンチから猛抗議の声が上がるが、判定は覆らない。するとここからゲームは激しさを増す展開になる。
しかし、後半40分が過ぎてもゴールは生まれず終了。試合は延長戦に。
開始直後に弘前実業MF⑦佐々木里斗がゴールを奪い、待望の先制点を挙げる。
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劣勢になりゴールを決めるしかない十和田工業は、前掛かりになり得点を奪いにいくがゴールは奪えず試合が終了。1ー0で辛くも弘前実業が準決勝に駒を進めた。
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(両チーム通じて、この試合唯一の弘前実業高校サッカー部の応援団。少人数ながらも常に声を出し応援する姿に、選手たちは大きな力をもらったことだろう)
準決勝 は10月21日に青森県総合運動公園陸上競技場で行われる。
対戦カード、時間は以下の通り。
11:00 青森山田高校 vs 八戸学院光星高校
13:30 八戸学院野辺地西高校 vs 弘前実業高校
試合後コメント
十和田工業高校
古沢剛コーチ(この試合を指揮)
前半は0-0で抑えるというプランで臨み、予定通りにいきました。後半も0-0でしたので、延長戦も考えて交代など戦術を練っていました。延長で失点してからは、もう取りにいくしかないので、フォーメーションを変えたりして戦わせました。交代枠も使いながら。しかし、運動量の差で、戦術的な交代ではなくて足をつったりしての交代なので、やっぱりそこに差が出たなと思います。
結局自分たちのやりたかったことができなかった。ディフェンス陣は怖がってしまい蹴ってしまう場面が多かった。繋ぐことができれば、この試合でも何回がありましたが、良いサッカーを魅せることができるんですけど、相手のプレッシャーに負けてしまい蹴ってしまうというのが、反省点です。
十和田工業高校
石倉大輝キャプテン