1種(社会人)
JFLセカンドステージ第13節 ラインメール青森vsソニー仙台FC
2017年10月31日
10月29日(日)、新青森県総合運動公園球技場を会場に行われた、JFLセカンドステージ第13節。第9節で無敗記録は途切れたものの、その後3連勝と好調な2位ラインメール青森は、7位のソニー仙台FCと対戦した。
過去の対戦で、ソニー仙台には一度も勝ったことのないラインメール青森。
「ソニーさんのシステムや特徴、チームとしての戦い方がほぼ我々と同じなので、ミラーゲームになるということが予想された中でのトレーニングを1週間くらいやりました」(葛野昌宏監督)
降り続く雨の中、前半は互いに決定的なチャンスを作りながらもゴールネットを揺らすことができず、0-0で折り返した。
試合が動いたのは54分。右サイドでMF⑩奥山泰裕選手からのパスを受けたFW⑱中村太一選手がドリブルでゴール前へと駆け上がり、パスをFW㉕横野純貴選手へ。マークについた相手選手を振り切って横野選手がワンタッチでこれを押し込み、ラインメール青森が待望の先制点を挙げた。
「試合の前から、ああいうシュートチャンスの時は横パスをちょうだい、と言っていました。何回かミスもあり、要求してもなかなか通らなかったんですけど、やっと(パスを)くれたなという感じです」と、得点の場面を振り返った横野選手。
ボールがネットに突き刺さった直後、ゴール裏で歓喜するサポーターたちに向かって駆け出していった横野選手にピッチ内外の選手たちも次々に駆け寄り、喜びを爆発させた。
次第に強くなる雨の中、最後まで集中を途切れさせることなく体を張って1点を守り抜いたラインメール青森。1-0で勝利し、セカンドステージ初優勝に望みをつなげる大きな勝点3を手にした。
試合後の記者会見で、葛野昌宏監督は「あいにくの悪天候でしたが、その中でも沢山の人に来ていただいて、しっかり結果を出せて嬉しく思います。先週青森ダービーに勝って年間4位以内というのは確定しましたが、総合順位で少しでもいい順位を目指して戦い、相手も、過去にまだ一度も勝ったことがないソニーさんということで、すべて含んだ中でしっかりと選手がピッチ上で戦ってくれました。カウンターという部分も、我々としては今日の試合のひとつのポイントとして挙げていたので、それが上手く得点につながったのは非常に良かったと思います」と試合を振り返った。
決勝点を挙げた横野純貴選手は、「ソニーさんも非常に強い相手ですし、僕たちもすごく気合いを入れて、リーグ優勝のためにも今日は絶対に勝ちたいと思っていました。自分が決勝ゴールを取れて、みんな体を張って守ってくれて勝てたのは非常に大きいと思います」と笑顔を見せた。
2位のラインメール青森が勝利した一方、首位のHonda FCは引き分けたため、今節で勝点差は4から2に縮まった。次節はそのHonda FCとの、1位・2位直接対決となる。
葛野監督は次節に向けて、「(Honda FCは)強いチームです、本当に。それでも勝ち切っていけるチームを作っていかないと、我々が目指す目標には到達できません。昨年は0-4で負け、今年も開幕戦で1-3で負けました。それだけの攻撃力があり、全てにおいて質が高いチームです。ただ我々も、1年間やってきたことが今日の試合である程度表現できた部分もありますし、しっかりとやってきた今年のサッカーをHonda相手にもできるように準備をするだけです」と気を引き締めていた。
セカンドステージ優勝が懸かった注目の大一番!
JFLセカンドステージ第14節、ラインメール青森対Honda FCは、11月5日(日)、青森県総合運動公園陸上競技場にて13時キックオフ!!
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