七戸高校砂子田サッカー場にて行われた弘前実業と五所川原工業の２回戦。ともに４－２－３－１のシステムを採用。

前半、素早い出足でボールを奪う弘前実業が主導権を握る。ダブルボランチのキャプテン⑧佐々木里斗、⑩福田大空を中心に攻撃を組み立て、ワントップの⑪清野翔大を起点にサイドから攻撃を仕掛ける。

すると前半６分、右サイドをオーバーラップしたDF②船水大夢のアーリークロスに逆サイドから走り込んだMF⑦五十嵐竜青がゴール前ダイレクトで合わせ弘前実業が先制する。
その後も両サイドから攻撃を仕掛けCKを獲得すると、⑧佐々木、⑩福田の正確なキックから五所川原工業ゴールを脅かす。

弘前実業の１点リードで折り返した後半は、中盤でセカンドボールを拾う五所川原工業が反撃に出る。
前半には見られなかったディフェンスラインからショートパスでの組み立てを図ると、FW⑪吉井裕斗のミドルやFKのチャンスからMF⑦木村涼聖がフィニッシュまで持ち込む。
後半終了間際の34分にはFW⑭對馬諄律が同点ゴールを決め、延長戦に持ち込んだ。

延長前半開始早々、弘前実業が左サイド⑩福田のグラウンダーのクロスにゴール前MF⑨阿部大雅が右足で合わせ勝ち越しゴールを決めると、延長後半にも⑧佐々木の蹴ったCKから最後はDF④相馬新龍が３点目を決め、試合を決定づけた。

延長戦の末、３－１で勝利した弘前実業が５日（日）に行われる青森東との準々決勝に勝ち進んだ。

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勝利した弘前実業のキャプテン⑧佐々木里斗は「前半はしっかりボールを繋いでフィニッシュまで持ち込めていたのでよかったですが、まだ球際での弱さがありますし、攻撃ではフィニッシュの精度が低いので、そこが課題です」と試合を振り返り、明日の準々決勝に向けては「準々決勝を勝たなければ次はないので、まずは準々決勝を全員でしっかり戦いたいと思います」と意気込む。

敗れた五所川原工業のキャプテンMF⑦木村涼聖は「前後半を通して相手に攻められる時間が多かったですが、後半はみんなが運動量を上げたことでパスが繋げるようになって、自分たちの時間を作ることができたと思います。延長前半、始まってすぐの失点で集中が切れた部分はありました」と試合を振り返った。
来年に向けては「選手権と今回の新人戦もベスト16止まりだったので、来年はベスト８に入れるように頑張りたいです」と高校総体での８強入りを目標に掲げた。




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