1種(社会人)
JFL第4節 ラインメール青森vs奈良クラブ
2019年04月08日
4月7日(日)、今季のホーム開幕戦を迎えたラインメール青森。アウェイでの3試合は、開幕戦こそ引き分けたものの、その後2連勝。2位という好位置につけてこの日を迎えることとなった。
試合結果
ラインメール青森 1-4 奈良クラブ
得点経過
7分、45分、58分、78分 失点
90+2分 ㉖浜田幸織
開始7分、先制を許し追いかける展開となると、後半も失点を重ね、0-4と窮地に追い込まれる。しかし78分に交代出場したFW浜田が試合終了間際に返した1点は、悔しい敗戦の中で一筋の光となった。
この結果、順位は5位と後退したが、ここまで4試合を終えて1位から6位までが勝点差1以内にある。J3昇格を目指すラインメール青森にとって、次節からの上位陣との連戦でいかに勝点を積み上げることができるかが重要になってくるだろう。
望月 達也監督
まず試合のことの前に、今週は雪が降ったりして開催が危ぶまれたんですけども、ファン・サポーターの方が雪かきを手伝っていただいて、尚且つ青森県、青森市の自治体の方々、ここの運営をされている方に本当にご尽力いただいて、ホーム戦を早い時期に開催できたことにクラブを代表してお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。本当に今後の自分たちの活動には前向きなタイミングでの開催だと思いますので、そこは本当にクラブも(開幕戦を)やれたことを喜んでいますし、喜べないのはゲーム結果だけ、と。そういうことです。
ホーム開幕戦だからというわけではないのでしょうが、硬さもありました。1点目ちょっとセカンドボールを、事故とは言わないですけど、ちょっと防ぎ遅かったタイミングで、すごくいいシュートだったと思いますけども、攻撃で自分たちがスピーディーさに欠けたかなと。ボールを動かすタイミングが少し遅くなって、選手一人ひとりの決断力がちょっとなかったかなという感じがします。どうしても相手のプレッシャーを外しきれずに、何回かはサイドまで結構奥まで行けてチャンスはありましたけども、その場面をもっと前半の早い時間から作っていって、あとは求められるのは最後の精度なのですが、そこを今後やはり課題として修正しないといけないということと、正直痛かったのが前半の終了間際の失点でした。3失点目4失点目を含めて、あまりにも、あんなに簡単に失点していたらなかなか自分たちは上位に行けないということを痛感しました。1対1の対応だったり、クロスの対応とそのセカンドボールということに関しては、自分たちはまだまだ今日のゲームの中ではすごく未熟さを露呈してしまったという感じですかね。そこは相手の方がそういうところの意識が高かったと思います。おそらく今日そういう戦い方をしようと思ってのプランニングの戦いが、私自身の甘さもすごくあると思いますけど、それを跳ね返して失点せずに自分たちでボールを握ってチャンスの回数を、後半の終盤、新しい選手が少しずつ入って来て少しグラウンドの中にエネルギーが出だしてからのチャンスだったと思いますけども、それをスタートから作り出していかないと。ゲームの主導権を握るということは今シーズンのテーマにはなっているんですけども、その時間がちょっと遅すぎたかなと思います。0-4からだと、なかなか4点というのはそう簡単には返せないものなので。
ですから相手というより、課題としては、自分たちですかね。変えられるのは自分たちなので、自分たち自身がそこを修正していかないことには、相手がどこであれ、こういうことはサッカーの中で必ず起きますし。逆に言えば、自分たちがこういう場面を起こせる。そっちにもっていくためには自分たちが、メンタルのところだけに僕は持って行きたくないんですけど、自分たちの技術に自信を持って、その場面を表現しなければいけない。特にサイドを変える場面だとか、縦に差し込む場面だとか、そういうところに関してはもっと自分たちでチャレンジしていかなければいけないなと感じました。
FW No.26 浜田 幸織選手
自分が投入されたのは0-4という状況でしたが、今シーズン、Jを目指すということで、見てくれている人、応援してくれている人のためにも諦めない姿勢と、時間もなかったのでゴールに向かって絶対点を取って、来てくれている人のためにも戦う姿というのを見せたかったので、1点しか取れませんでしたが、0で終わらなかったのは良かったなと思っています。
2トップにするということで、バンさん(萬代宏樹選手)が起点になってヘディングとかそらしてくれるので、その周りを自分が動き回ってボールを拾ってゴールに向かっていくという指示で、それでけっこうチャンスは作れていたので、それは監督の指示通りやれたかなと思います。開幕戦でスタメンで出た時もそういう感じで使ってもらって、ここ2試合は途中から出たんですけど、それも同じ2トップで出たので、自分としてもしっくりきていますし、それでシュートチャンスも作れているので、それは続けていきたいなと思っています。
今シーズンはどんな形でも勝ち点を積み上げていかないといけない。そうするためにも、サブ組だったりそれ以外の選手もスキルアップが大事ですし、スタメンで出ている人を脅かすぐらいやっていかないといけないと思います。今日みたいな試合でもサブ組がしっかり活躍して、今後も試合に絡んで、きれいなサッカーというよりは泥臭く勝ち点1でも取っていかないといけないので、絶対負けないという気持ちが今シーズンは大事だと思います。
JFL優勝してJ3昇格というのがチームの目標なので、明日からまたしっかりとみんなで方向性を合わせてやっていきたいと思います。
ラインメール青森 今後の試合予定
第5節 vs FC大阪
4月14日(日)13:00~ @万博記念競技場
第6節 vs Honda FC
4月27日(土)13:00~ @青森県総合運動公園陸上競技場