2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第2節 青森山田高校vsジュビロ磐田U-18
2019年04月15日
4月14日(日)、青森山田高校グラウンドにて高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第2節が行われた。
青森山田高校はキャプテンのMF⑩武田英寿が高校選抜欧州遠征で不在の中、ジュビロ磐田U-18を相手に立ち上がりから試合を優勢に進めると、前半16分にDF④箱﨑拓、36分にはMF⑦松木玖生が共にセットプレーから得点を奪う。後半は相手にボールを持たれる時間帯もあったが、前半のリードをしっかりと守り切り2-0で勝利。今季のホーム開幕戦を白星で飾った。
青森山田以外の開幕戦で勝利したチームが第2節ではいずれも敗れたことで、2連勝の青森山田が単独首位に立った。
次節も高校選抜欧州遠征で大黒柱のMF⑩武田英寿を欠く状態での試合となるが、「武田がいなくてもどれくらいできるか、武田に勝利をプレゼントできるかどうか、ということが逆に彼らのメンタルを強くさせ、モチベーションにもなっている」(黒田剛監督)、「ヒデさんがいないから勝てないとは絶対に言われたくない。ヒデさんも(高校選抜で)頑張っているので、いい報告ができたら」(MF⑦松木玖生)と、指揮官も選手も前向きにとらえている。
黒田剛監督
今日は得点を取れる場面は、堅守速攻、それからリスタートをメインで考えていました。前半は結構タイトに球際にかなり強くいけたということで、我々の時間が続いた中でチャンスを作れたということ。その中から練習通りの良い形からのリスタートで点数を取れたということ。しかも2点取れたということが我々にとってすごく大きかったということで、ゲームプラン通りの試合になったのではないかと思います。
相手にボールを持たれる時間帯というのはもちろん出てきますが、その中で良い形でボールを奪って3点目を取れるかどうかというところで、ボールを持たれながらも粘り強く守備をする、シュートまで持って行かせない、という形を作れるのが一番良い形なので。先手必勝という合言葉をもとに強度を持ってやるということが我々がやってきた取り組みなので、そういう意味ではよくやってくれたと思います。
今のところはちょっと出来過ぎかなというくらい、予想以上に良い出来かなと。選手権を経験しているメンバーがそんなにいるわけではないので、そこを十分自覚して、サボることなく謙虚に誠実に、与えられた役割をしっかりと全うしようという意識を全面的に出すことができているということが良い所だと思います。今年はそんなにスター選手や個人で崩せる選手がいるわけでもないからこそ、しっかりとチームコンセプトを守ってやりきる、積み上げていくということしかないので、それを引き続きやっていきたいと思っています。
MF No.7 松木 玖生
前半はみんなで徹底して、その中でも点数を取れました。後半は集中力が切れる場面もありましたが、そこをなんとか(失点)0で抑えたというのが今日の試合で良くできたことだったと思います。0で行くということは自分たちのコンセプトなので、次の試合からも0にこだわってやっていきたいと思います。
(1年生ながらプレミアリーグに出場。今の時点で通用していると思う部分と課題は?)
アジリティー面や体の当て方がまだちょっとできていない部分でしたが、今日の試合では1本右足でサイドチェンジできたことと、ヘディングも勝つことができたので、それはうまく出来たことかなと思います。それをより精度を高めてやっていきたいです。