2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第5節 青森山田高校vs柏レイソルU-18
2019年05月05日
5月5日(日)、青森山田高校はホームグラウンドに柏レイソルU-18を迎え、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第5節を戦った。
試合開始からわずか5分、5試合目にして初めて相手に先制を許すと、さらに11分にはチームの大黒柱である主将のMF⑩武田英寿が退場処分となってしまったため、青森山田は一人少ない状態でその後の約80分間を戦わなければならなくなった。
立ち上がりから窮地に追い込まれた青森山田。しかし選手たちは、リードしながら退場者を出し、その後追いつかれて引き分けとなった第3節・大宮アルディージャユース戦での苦い経験から学んでいた。「劣勢に立たされた時に、いつもの自分たちだったら焦ってしまい、縦のプレーばかりになってしまうのですが、(相手は)回してくるチームなので、いかに冷静になって、耐えてカウンターができるかということを全員で話し合いました」(DF④箱﨑拓)と、すぐに意思統一を図り、相手にボールを支配される時間帯が多かった前半を0-1のまま懸命に耐えしのぐ。
すると後半、セットプレーからまず59分にMF⑭金賢祐がヘディングで同点とすると、75分には武田主将に代わりキャプテンマークを巻いた箱﨑が、DF②内田陽介のスローインを頭で押し込み逆転に成功。一人少ない青森山田が2-1で勝利し、首位に返り咲いた。
GK No.1 佐藤 史騎
「アルディージャ戦のようにはならないように、みんなで声を出していました。監督からも『みんなで声を出して耐えていたらチャンスは来る』と言われていたので、ずっと耐えて、自分はたまたま止めただけですが、そこは良かったかなと思います」
MF No.14 金賢祐
「いつも監督からは『チームのために走れ』と言われていて、一人いなくても、この0-1の状態でいけばいい場面も出てくるし、絶対決めて勝てるという自信がありました。仲間を信じて、しっかり決めることができて良かったです」
DF No.4 箱﨑 拓
「自分たちが勝っている状況にもかかわらず2失点して同点にされたという、アルディージャ戦での教訓がありました。開始早々に点を取られて退場者も出したことには納得のいかない所もありましたが、そこを全員でどう力に変えるかというのが教訓としてあったので、自分たちで立て直すことができましたし、あとは監督が言っていることなどを徹底してやった結果、セットプレーのところで点を取ることができました。自分たちの中でも自信になった試合でした。
(得点の場面では)『絶対取ってやる!』と思って飛び込んでいったら入ったので、味方を信じた結果がゴールにつながったと思います」