1種(社会人)
ヴァンラーレ八戸、PK戦の末に2年ぶりの天皇杯出場を勝ち取る!〈天皇杯青森県予選 決勝〉
2019年05月12日
5月12日(日)、ダイハツスタジムを会場に天皇杯青森県予選となる「第72回青森県サッカー選手権大会」の決勝戦が行われた。
今季からJ3に戦いの場を移したヴァンラーレ八戸がPK戦の末にブランデュー弘前(東北1部)を破り、2年ぶりの天皇杯出場を決めた。
立ち上がりからから主導権を握ったヴァンラーレ八戸は、前半9分にFW⑨上形洋介が相手GKをかわしシュートを放つシーンや前半42分にはMF⑳三田尚希がGKと1対1となる決定機を作るもののこれを決め切れず、スコアレスで後半に折り返す。
後半は、前半よりもマイボールの時間を増やし相手を押し込むヴァンラーレだったが、ブランデュー弘前の好守もありフィニッシュまで持ち込むことができず、0-0のまま延長戦へ突入する。
ここまで守備の時間が長かったブランデュー弘前だったが、延長前半3分にショートカウンターからMF㉔浅利航大がシュートまで持ち込むと、続く4分にはMF③海野捷人のパスからMF⑩小田桐龍也が右足を振り抜きヴァンラーレゴールを脅かす。
その後も両チームがチャンスを作る中、迎えた延長後半7分、やっとこの試合のスコアが動く。
ヴァンラーレ八戸のGK㉛花田力が蹴ったボールを前線でFW⑱谷尾昂也が競り勝ち頭で後ろに流すと、このボールに反応した上形が相手ディフェンスラインを突破。GKとの1対1を冷静に流し込み、ヴァンラーレ八戸が先制する。
残り時間3分のゴールに、勝利を大きく手繰り寄せたかに見えたが、直後の9分にブランデュー弘前がMF㉑根本直弥のゴールで同点に追いつき、PK戦に持ち込む。
ブランデュー弘前の先攻で行われたPK戦では、両チーム4人目までが成功。ブランデュー弘前の5人目のキッカーDF⑤宮下航輔が蹴ったボールはヴァンラーレ八戸GK花田が見事、ストップ。
ヴァンラーレ八戸の5人目、キャプテンDF㉑須藤貴郁が蹴ったボールはネットを揺らし、この瞬間にヴァンラーレ八戸の勝利が決まった。
ヴァンラーレ八戸は2年ぶり7回目の優勝を飾り、5月25日(土)に栃木グリーンスタジアムにて行われる栃木シティFC(関東1部)との天皇杯1回戦に臨む。
.