1種(社会人)
ラインメール青森の新たなホームスタジアムとなる、カクヒログループアスレチックスタジアムでJFL初開催!
2020年09月28日
9月27日(日)、ラインメール青森にとって待望の、新スタジアムでの初めての公式戦となるJFL第22節が開催された。
Jリーグ基準を満たすスタジアムであるこのカクヒログループアスレチックスタジアムは、座席数2万席超、大型映像装置や照明施設も備え、2026年に青森県で開催される予定の国民スポーツ大会メイン会場となっている。また、今後開催される第99回全国高校サッカー選手権青森県大会準決勝・決勝の舞台でもある。
リーグ開幕後は2試合黒星が続いたものの、その後は天皇杯の2試合も含めて5戦負けなしのラインメール青森。ソニー仙台に押し込まれる展開が続いた立ち上がり10分をしのぎ切ると、徐々にサイド攻撃が機能し始め、ゴールに迫る。0-0で折り返すと、後半もGK31横山卓司が好セーブを連発したが、72分、ついに失点。選手交代で攻撃の層を厚くし挽回を試みるも、あと一歩ゴールが遠く、さらに追加点を許し0-2でタイムアップ。今季最多となる715人の観客が詰めかけた、新スタジアムでの記念すべき初戦を白星で飾ることは叶わなかった。
この試合では、青森市出身で青森山田中学・高校で活躍した、ソニー仙台所属のFW⑪丹代爽弥が後半から出場。82分に追加点を決め、チームの勝利に貢献する姿を故郷で披露した。
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「選手は最後まで勝ちを目指して90分戦ってくれましたが、後半少しボールにプレッシャーがかかりづらくなったタイミングで少しディフェンスラインが下がり始め、できたスペースをソニーさんに上手く使われたのがあの二つの失点だったのかなと思います」と、試合後に振り返った望月達也監督。
青森県代表として出場している天皇杯では3回戦進出を果たすも、リーグでは14位と苦しい戦いが続く。
「この負けで目標(リーグ優勝、J3昇格)が達成できないというふうにメンタリティー的に下がってはいけない。コンパクトな守備から攻撃につなげていくのが今チームとしては課題なので、そこをもう一回自分たちの中で見直し、攻撃ではゴールをこじ開けるだけのエネルギーを自分たちは持たないといけない」
残り9試合、ラインメール青森は決して下を向くことなく巻き返しを図る。