1種(社会人)
JFLラインメール青森、今季ホーム最終戦
2020年11月09日
11月8日(日)、ラインメール青森FCは新青森県総合運動公園球技場で今季のホーム最終戦となるJFL第27節を戦った。
対するは、ラインメールと同じくJリーグ百年構想クラブでありJ3昇格を争うライバルでもあるFC大阪。高さと球際の強さでラインメールの守備陣を攻略しようと試みるFC大阪が立ち上がりから試合を優位に進め、26分に先制。68分、さらにアディショナルタイムにも失点し、0-3で敗れたラインメールは順位を更に落とし15位となった。
試合終了後には、今季限りでの現役引退を発表した神山竜一選手と太田康介選手の引退セレモニーが行われた。
神山竜一選手
「今日は寒い中、最後まで応援していただきありがとうございます。
自分は今シーズンをもちまして現役を引退することにしました。今まで18年間現役をやり続けて、色んな人に支えてもらい、本当に自分一人ではここまでやってこれなかったので、本当に感謝しています。怪我の時にそばでサポートしてくれた家族、最後まで応援してくれた両親、本当に感謝しています。ありがとうございました。本当に今まで多くの方に支えられてここまでやってこれたので、自分がやってきたことを今後、サッカーなり色々な所で活かせたらと思っています。
最後になりますが、今年コロナウイルスの状況の中で、ラインメール青森を最後まで支援、応援して下さったスポンサーさん、サポーターの方々、本当にありがとうございました」
太田康介選手
「今シーズン限りで現役を引退することを決めました。まず初めに、このような場を設けて下さったラインメール青森スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。これまでのサッカー人生、決して華やかなものではなかったですけど、地域リーグ、JFL、J3、J2と、一つひとつステージを上げ、自分の中ではよく頑張ってきたんじゃないかなと思っています。最高に楽しかったサッカー人生でした。
今ここに立っているのも、本当に沢山の方々に支えられてここに立っています。今まで携わってきたクラブのフロントスタッフの方々やボランティアスタッフの方々、そして、プロサッカー生活の全てを支えていただいたSVOLMEの皆さん、本当に感謝しています。そして幼少期から今に至るまで、たくさんの指導者の方々にサッカーの技術はもちろん、人間として、たくさんの成長をさせてもらいました。そしてこの年までたくさんのチームメイトと長い間サッカーをしてきました。一つひとつが自分の中で最高の思い出ですし、決して楽しかったことばかりではなかったですけど、そういうのもひっくるめて自分の中で最高の思い出として残っています。
今までファン・サポーターの皆さん、16年間自分を応援し続けてくれてありがとうございます。特に、町田ゼルビアから、ツエーゲン金沢から、太田康介個人を、チームが変わっても応援し続けてくれた皆さん。皆さんには本当にたくさんの後押しをしてもらいましたし、非常に感謝しています。選手冥利に尽きると思って今まで過ごしてきました。本当にありがとうございます。
最後になりますが、丈夫な体に生んでくれて、ここまで応援してくれた両親、そして子供たち、アマチュア時代から自分を支えてくれた妻、本当に感謝しています。
ここラインメール青森では、自分の思うような成績を残せず本当に申し訳なく思っております。いつの日かJリーグの舞台でこのラインメール青森を見れる日を楽しみにしていますし、全力でこれからも応援していきたいと思います。本当にありがとうございました」
そして最後に、小幡純平主将がチームを代表して応援への感謝の思いを伝え、今季のホーム戦を締めくくった。
「今日は寒い中、たくさんの応援をありがとうございます。試合は残念ながら負けてしまいましたが、アウェイ残り3戦まだ残っているので、少しでも今年積み上げてきたものを発揮できるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います。来シーズンはもう少し皆さんと近い距離で一緒に戦えたらいいなと思っています。
来シーズンもたくさんの応援をよろしくお願いします。ありがとうございました」
試合後、望月達也監督は「ホーム最終戦でしたので、忙しい中駆けつけて下さった皆さんにまずお礼を言いたいと思います。残り3試合ありますが、コロナの中、少ないホームゲームでしたけれども、毎回足を運んでくれた方々もいますし、支えてくれたスポンサーの方もいるので、その人たちの志に何とか勝点で返したかったのですが、まだまだ自分たちが力不足だったかなとは思います」と語った。
今季のホーム戦全試合を終えたラインメール青森だが、まだアウェイでのリーグ戦3試合と、青森県勢として初の4回戦進出を果たした天皇杯が残っている。「ここまで積み上げてきたものをシーズン終了まで崩すことなく、目の前のゲームをしっかり戦っていく」と望月監督。少しでも順位を上げて今季を締めくくるべく、残る試合に全力を尽くす。