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2種(高校生)

「おめでとう!頑張った」胸を張って帰ってきてほしい。 青森山田応援リーダー長濱北斗

2021年01月12日
「おめでとう!頑張った」胸を張って帰ってきてほしい。
青森山田応援リーダー長濱北斗

 11日、選手権大会決勝戦が埼玉スタジアムで行われ、青森山田はPK戦の末、山梨学院に敗退。2年連続となる準優勝で今大会を終えた。

 コロナ禍の全国大会、政府が首都圏の1都3県に緊急事態宣言を出した為、決勝戦は無観客試合となった。
 青森山田は、現地で応援できなくなったサッカー部、教職員のみによるパブリクビューイングを開催し、埼玉スタジアムで戦う選手たちにエールを送った。
 応援リーダーを務めた3年生の長濱北斗は、
 「(藤原)優大と秋元(琉星)は、小学生から知っている仲で、青森山田中、高校と6年間一緒にサッカーをやってきました。中学時代には、全国中学校サッカー大会で3年連続優勝を経験してきました。
 正直、自分が決勝のピッチに立てなかった事は悔しいですけど、選手たちには6年間の集大成を全国の舞台で出してもらいたいです。
 GKの韮澤(廉)は、自分と同じポジションですけど、無失点で試合を終えてほしいと思っています」と試合前に語った。

 サッカー部と教職員の一致団結した応援は、埼玉スタジアムに確実に届いていた。
 11年前の1月11日、国立競技場で行われた第88回大会の決勝戦も、青森山田対山梨学院の同一カードだった。当時は、前半の11分に山梨学院のミドルシュートで先制され、青森山田はキャプテンの椎名信志(現:カターレ富山)、2年生の柴崎岳(現:CDレガネス)を起点に攻撃を仕掛けるも、0対1で敗戦している。
 今大会は同一時間に先制されるものの、選手たちは冷静に現状を把握し、青森山田のサッカーを表現。常に優位に試合を進め2得点を奪うなど、最後の最後まで青森山田のサッカーを見せつけた。
長濱北斗は試合後の挨拶で
「まずは、会場に行けない私達や関係者の為に、パブリックビューイングを開いて頂きありがとうございました。2020年シーズンの最後の試合は負けてしまいました。選手たちは、すごく頑張りました。胸を張って帰って来てほしいと思います。皆で、今まで頑張ってきた選手たちに『おめでとう、頑張った』としっかり伝えて迎えましょう」と涙ながらに伝えた。

 青森山田は、選手権3年連続ファイナリストという偉業を成し遂げ、高校サッカーに新たな歴史を刻んだ。

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