1種(社会人)
ラインメール青森、今季初の無失点勝利!<JFL第6節>
2021年06月10日
6月9日(水)、開催延期となっていたJFL第6節を今季初開催のカクスタ(カクヒログループアスレチックスタジアム)で戦ったラインメール青森FC。11位ラインメールと12位のFCマルヤス岡崎、勝点12で並ぶ両チームの直接対決となった。
双方決定機を作りながらもゴールに結びつけられず、0-0のまま迎えた76分。GK廣末陸のロングフィードから素早く展開し、ゴール前絶好の位置でFW山田雄太からボールを受けたMF小幡純平が相手のオウンゴールを呼び込み先制に成功する。
試合終盤には相手の猛攻に遭うも、廣末を中心とした守備陣が最後まで集中してゴールを守り抜き、1-0で試合終了。ラインメールにとっては今季初の無失点勝利となった。
この結果、6戦無敗で順位を再び9位に戻したラインメール青森。安達亮監督は、この勝利に大きな手応えを得た様子でこの試合を振り返った。
「1-0で勝てたのは非常に良かったです。勝点3を取れたことは非常に意味があり大きい。延期になった試合(第7節MIOびわこ滋賀戦、今回のFCマルヤス岡崎戦)を2試合とも取れたというのが大きくて、流れをグッと引き寄せられたかなと。試合の内容は前半から自分たちのミスが少しあって、相手に決定機を作られていたのですが、失点しなかったというのは大きいですね。自分たちのミスが減らせればいいのですが、そこはまだまだ我々の足りない所で。ただそのミスを怖がって前に蹴ってばかりいてもサッカーにならないので、トライしながらも、自陣でのミス、簡単なミスを減らしておきたい。ただ全体的には90分非常にファイトしてくれましたし、最後のセットプレーの応酬でも、相手が非常に高さがあってキッカーも素晴らしかったり、ロングスローもあったりした中で、体を張って全員で守り抜いたというのは非常に大きかったなと思います。次への自信になったと思います」
「もつれた形で得点になったんですが、決めることができて良かったですし、その後もチーム全体でまとまって、最後まで集中を切らさずに失点することなく終われたので、すごく良かったと思います」
そう試合を振り返ったMF小幡純平。記録ではオウンゴールとなったが、第10節ヴェルスパ大分戦での同点ゴールに続いてこの試合でも大きな仕事を果たした。
「今日は自分の得点と言っていいのか分からない形だったんですが、自分の得点かどうかではなく、あのシーンに自分が入って来れたということが自分としては良いポジション取りだったと思っているので、それは継続して続けたいと思っています」
この試合は平日昼間の開催ながら、100人超の観客が会場に駆け付けた。小幡はファン・サポーターに向けて、「平日で皆さん忙しい時だと思うので、こんなにたくさん来ていただいて本当に感謝しています。自分たちはプレーヤーなので、結果でしっかりサポーターの方たちの応援に応えるのが一番の恩返しだと思っています。そういう意味では今日しっかり勝つことができてとても良かったと思います」と語った。