1種(社会人)
ホーム開幕戦を戦ったラインメール青森 <JFL第7節>
2022年05月02日
JFL参戦7年目のシーズンを戦うラインメール青森は、5月1日(日)、待望の今季ホーム開幕戦を迎えた。
ホーム開幕戦での観客動員3000人を目標とし、クラブはここ1カ月告知活動に力を入れてきた。この日、会場の新青森県総合運動公園球技場に詰めかけたのは408人。目標には届かなかったものの、昨季の青森市でのホーム開幕戦(5月5日、Honda FC戦)の198人を大きく上回る人数となった。
今季開幕からのアウェイ5連戦は2勝2敗1引き分け、直近の2試合(JFL第6節、天皇杯青森県予選準決勝)では連勝し勢いに乗るラインメール。しかしこの試合ではホンダロックSCの強固な守備の前に、自分たちの狙い通りの攻撃の形を作ることができない。
決定的なチャンスと思われたFW⑯和田響稀のPKの場面も、相手GKに止められゴールならず。0-0のまま、前半を終える。
68分、ホンダロックに先制を許すも、ラインメールは交代出場のMF㉖平田海斗のゴールで74分、同点に追いつく。
ホンダロックは77分、青森山田高校出身で昨季はJ3ヴァンラーレ八戸でプレーしたMF⑱原山海里が交代出場。85分、原山が放ったロングシュートはふわりと弧を描き、青森山田高校で1学年下だったラインメールGK⑰廣末陸の守るゴールに吸い込まれた。これでスコアは1-2に。
試合終了間際にはGK廣末も攻撃参加しシュートを放つが、廣末の初ゴールで同点に追いついた昨季第18節の再現とはならず。そのまま1-2で試合終了、ラインメールは13位に後退した。
「自分が入った時には0-1で負けていて、ベンチのメンバーと『自分たちが入って流れを変えよう』と話をしていました。その中で自分が点を取れて、流れを少し変えられたのは良かったと思いますが、その後自分たちのミスで失点してしまい、もったいないなという試合でした」と試合を振り返った平田海斗。
昨季8月にJ2水戸ホーリーホックから育成型期限付き移籍で加入。移籍期間を延長して2シーズン目の今季はこれまで怪我のため出場機会に恵まれなかったが、今季初出場となったこの試合で同点ゴールという結果を残した。
「だいぶ押し込んでいて、(岸田)翔平くんがシュートを打ったと思うんですけど、そこのシュートコースが自分から見えていて。多分あの角度だとキーパーの正面だったので、少しでも触れれば何かが起きて点が入るかなと」
わずかなチャンスを見逃さず、貪欲に決めた待望の移籍後初ゴール。次戦に向けて、「次もホームなので、ホームでは必ず勝って、今年は昇格に近づけるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
次節もラインメールはホームで、今季JFLに昇格してきたクリアソン新宿と対戦する。
5月5日(木・祝)13時より、会場はカクヒログループアスレチックスタジアム。ホーム戦今季初勝利となるか、注目が集まる。