2種(高校生)
第1回U-18青森ユースサッカーフェスティバル 四日間にわたる熱戦が終了
2022年08月16日
この夏、中学生・高校生年代の全国屈指の強豪チームがここ青森県に集結。それぞれ四日間にわたり熱戦を繰り広げた。
8月12日~15日に開催されたU-18青森ユースサッカーフェスティバルには、コンサドーレ札幌U-18(北海道)、旭川実業高校(北海道)、仙台育英高校(宮城県)、明桜高校(秋田県)、矢板中央高校(栃木県)、西武台高校(埼玉県)、日大藤沢高校(神奈川県)、帝京長岡高校(新潟県)、星稜高校(石川県)、東山高校(京都府)、初芝橋本高校(和歌山県)、瀬戸内高校(広島県)、鹿児島実業高校(鹿児島県)、そして青森県から青森山田高校、青森山田高校2nd、八戸学院光星高校が参加。
12・13日には16チームを4グループに分けての予選リーグが行われ、14・15日には順位決定の決勝トーナメント及び下位トーナメントが行われた。
(7月26日~29日に開催されたU-15青森ジュニアユースサッカーフェスティバルについては、8月25日に発売される青森ゴールvol.77をぜひご覧ください!)
大会最終日の8月15日(月)、3位決定戦・決勝戦の舞台となったカクヒログループアスレチックスタジアム。
日大藤沢高校と青森山田高校とで行われた3位決定戦は前半を1-1で折り返すと、後半3点を叩き込んだ青森山田が4-1で勝利した。
続いて行われた決勝戦では東山高校が初芝橋本高校に3-1で勝利し、この大会の初代王者に輝いた。
青森山田高校MF奈良岡健心選手が優秀選手に選ばれた。
青森山田高校を指揮する黒田剛監督は、この大会を終えて次のように語った。
「第1回ということで、言ってみればプレ大会のようなものですが、今回は我々実行委員としても良いおもてなしができたかと思います。来年以降もぜひ来たいというチームが増えることによって、大会の規模も今回の16(チーム)から来年は20にしたいとか、または海外からも呼びたいとか色々と欲も出てきますが、状況を見ながら、各チームの監督や選手たちに『ここに来て良かった』と言ってもらえるような大会にしていきたい。そういう意味では今回はすごく良かったなと思いますし、これからもっとこの大会が認知されることによって、保護者や関係者、サッカーファンが青森に行くきっかけとなり、飲食や宿泊をすることによって浅虫温泉の活性化や、人口が減りつつある青森市の人口維持と増加につながるような、または雇用が生まれるような、そのような大きいものへとつながっていければ。まずはその第一歩となる大会がこうして無事に、大盛況で開催されたことはすごく良かったなと思います」
連覇を目指したインターハイで青森山田高校は無念の初戦敗退に終わったが、その後行われた和倉ユースでは準優勝。夏の大会の締めくくりとなる今大会は予選リーグを全勝で1位通過し、3位決定戦では和倉ユース決勝でPK戦の結果敗れた日大藤沢高校にリベンジを果たした。
「苦しいなかでも、すごく成長できた1か月だった」と振り返った黒田監督は「これをうまくプレミアに結び付けていけるように頑張りたい」と、9月から再開するプレミアリーグ後半戦に向けて意欲を見せた。