1種(社会人)
ラインメール青森、ホームで引き分け4位<JFL第23節>
2022年09月29日
9月25日(日)に行われたJFL第23節、ラインメール青森は新青森県総合運動公園球技場でFCマルヤス岡崎と対戦した。
ここまで10勝6分5敗、3連勝中で暫定順位5位のラインメールと、10勝5分7敗で7位のマルヤス岡崎、勝点差はわずか1。
この試合にはバスケットボールB2リーグ・青森ワッツのマスコットキャラクター、クイッキー・デッチも登場。PRタイムやキックインセレモニーで愛嬌たっぷりの姿を見せ、観客を沸かせた。
(この時点では契約保留中だったが、リーグ開幕直前の9月29日、めでたく契約更新が発表された)
試合は互いに決定機を作るも、双方のキーパーの好守も光り、ゴールネットを揺らすことができないまま時間が過ぎていく。
マルヤス岡崎には青森県でプレーした馴染み深い選手も在籍。この試合では3選手が揃って先発出場した。
2014年から4シーズンにわたりラインメール青森に在籍し、一昨年はヴァンラーレ八戸でプレーしたMF34村瀬勇太はフル出場。当時まだ東北社会人リーグ所属だったラインメールがJFLまで駆け上がっていった過程を知る貴重な選手だ。
2017年から5シーズンにわたりラインメールで活躍したMF8小栗和也は62分までプレー。
2016年、当時まだJFLだったヴァンラーレ八戸でプレーし、昨シーズンはラインメール青森で活躍したMF14水谷侑暉も古巣との対戦にフル出場した。
0-0のまま迎えた試合終了間際、PKのチャンスを得たマルヤス岡崎。キッカーは前回対戦時(第4節)、決勝点を挙げている水谷。ラインメールのゴールを守るのは、守護神・廣末陸。
これを廣末が冷静にコースを読んで守り切り、0-0でタイムアップ。連勝は途切れたものの、ラインメールは4試合連続無失点で暫定順位4位となった。
「PK(の場面)というのは必ず来ると思っていたので、練習したことをしっかり出せました。水谷選手は去年一緒にやっていた選手だったので、ある程度癖も知っていますし、ここは絶対止めるぞという気持ちでプレーしていました」と廣末。
PKを阻止した場面での気持ちを尋ねられ、「ほっとした気持ちでした。とにかく失点したくなかったので」と笑顔を見せるも、「ただやっぱり欲を言えば、1点取って勝ち切りたかったなという試合ではありました」と、連勝が途切れた無念さも滲ませた。