2種(高校生)
青森山田高校セカンド、東北の頂点に立つ <高円宮杯U-18プリンスリーグ東北>
2022年10月26日
10月22日(土)、高円宮杯U-18プリンスリーグ東北を戦う青森山田高校セカンドは、今季最終戦をホームで迎えた。
対戦相手は、参入戦を勝ち抜き今季プリンスリーグ初参戦、暫定順位6位のブラウブリッツ秋田U-18(秋田県)。首位に立つ青森山田セカンドは、勝てば優勝が決まるはずだった前節、引き分けで勝点1の積み上げにとどまり、2位尚志高校(福島県)との勝点差は2となった。得失点でもわずか1点差と拮抗した状況にあるため、この試合で負け、あるいは引き分けに終わった場合、優勝の行方は12月3日に行われる尚志の最終戦まで待たなければならない。
なんとしてもホームで自力優勝を手にしたい青森山田セカンドは33分、FW9衣袋元基(3年生)のゴールで先制し1-0で前半を終えると、後半も2点を追加。このところ毎試合後半に失点を重ねていた守備陣も、この試合では集中を切らさず最後まで相手の攻撃をシャットアウトし、5試合ぶりの無失点。
3-0で勝利をおさめ、青森山田セカンドとしては2019年以来3年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。
プレミアリーグでも経験を重ねるFW14津島巧(2年生)が3年生の衣袋とツートップを組んだ。
全試合に先発出場したロングスローの名手、右サイドバックのDF2小林拓斗(2年生)。
攻守の要、MF5菅澤凱(2年生)。プレミアリーグ出場のため欠場した第8節を除く17試合に先発出場し、8得点をマークした。
センターバックでコンビを組んだDF4山本虎(2年生)、DF22迫田大空(3年生)は失点0に貢献。セットプレーの場面では果敢に得点を狙う。
61分、MF28米谷壮史(2年生)のゴールでリードを2点に広げた。米谷は6月以降の出場ながら、衣袋と並んでリーグ得点ランキング暫定2位、チーム内トップの10得点を叩き出した。
ゲームキャプテンを務めたGK1代田昂大が大会MVPを受賞。「点は決められませんが、しっかり守ることはやってきたので、MVPをもらえて嬉しいです」と喜びを語った。
「新チームが始動して、最初はスタメンでしたが、そこから落ちて悔しい思いをしてきました。ここで結果を残すことによって、ここまでできるんだと、この1年間成長できたんだということを見せられたので、優勝できて素直に嬉しいです」
83分からの出場となったMF10釆田光立(3年生)。怪我に泣かされた苦しいシーズンだったが、最後は歓喜の瞬間をピッチで迎えた。
「県リーグに出ながら、プリンスにも出ることができて嬉しかったです。(今季を振り返ると)自分的に納得のいかないことや、つらいこともありましたが、みんなが助けてくれました。もっと上手くなって、さらに活躍できるように頑張りたいです」