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4種(小学生)

青森FC U-12がチビリンピック2023 JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会に出場!

2023年05月06日
 春の小学生世代の全国大会チビリンピックに6年ぶりの出場を果たした青森FC U-12。全国の強豪相手に奮闘は見せたが、残念ながら予選リーグ3連敗で敗退。悔しい思いを今後の各種全国大会にぶつける。
 3月4~5日の「JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN東北」で6年ぶりの優勝を果たした青森FC U-12。現在は青森山田高キャプテンのDF山本虎選手の代以来となる全国大会「チビリンピック2023JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」が5月3~5日、日産フィールド小机、しんよこフットボールパーク、日産スタジアムで行われた。
 3日からの予選リーグ、初戦はシーガル広島との対戦、競り合いが強く、セカンドボールへの寄せが速い相手に苦しみ、0-2で敗れた。2戦目はカターレ富山U-12と対戦したが、今度は相手のボールポゼッションのうまさに苦しみ0-3で敗れ、初日の時点で予選リーグ敗退が決まった。2日目の予選リーグ最終戦は最終的にこの大会で優勝した埼玉県のレジスタFCと対戦。圧倒的なプレー強度と技術の高さを武器に攻め立てる相手の攻撃の勢いに苦しみ、第1ピリオド、第2ピリオドでそれぞれ2失点ずつ喫してしまう。キャプテンのMF鳴海善之介にボールが入ると、ゴールに向かって懸命に攻め込んでいったが、相手の守備陣に封じられてしまい、なかなかシュートまで持ち込めなかった。この試合も0-4で敗れて、3連敗、無得点で予選リーグ敗退となった。
 ここ数年はコロナ禍で他県への遠征自体が減っていたこともあり、久々に本格的に関東へ遠征しての全国大会出場となったが、伊藤豪監督は「相手の圧力がすごかった」と全国の強豪のプレッシャーに驚いていた。キャプテンでチームの精神的支柱、得点源であった鳴海が無得点に抑えられたのも痛かった。「他の選手の成長も図っていかなければ」と伊藤監督は今後を見据えていた。悔しい結果とはなったが、自分たちの現在地を知る上では非常に良い経験となった。この大会の翌日埼玉県で江南南SSSや、川崎フロンターレU-12などと試合を行い、全国の強豪に揉まれた青森FC U-12。今大会での経験をバネに、今後さらなるレベルアップを期待したい。
(コメント)
伊藤豪監督
 全国のチームは先にボールに触るというエネルギーがすごく強かったです。全部先に触られて、圧力もありました。1試合目(シーガル広島戦)は、相手の先に点を入れるぞ、というエネルギーを東北のチーム以上に感じました。チャンスもあったので、逆にこちらが点を入れていれば、この大会良いスタートを切れて流れに乗れたかもしれません。2試合目(カターレ富山U-12戦)はまた違うタイプの相手で、つないで来て綺麗なサッカーをしていきました。東北でもあれだけ綺麗につなぐチームは無いと思います。一生懸命やっていて、その中でもチャンスがあるかと思いましたが、1試合目がヘディング、こぼれ球という局面が多くて、今度はグラウンダーのパスでどんどんつなげられてという感じでした。初日で特徴ある2チームとやれてグループリーグ敗退が決まったので、3試合目(レジスタFC戦)は良い経験にしようと思って割り切ってやりましたが、レジスタさんは整っていましたし、一人一人仕上がっていて隙が無いチームでした。すごく悔しいですけど、良い経験だったので、これを青森、東北に持ち帰らないとダメだなと思いました。なかなか無かったですね、この圧力は。普段やれていたプレーとか、(相手を)抜けていたプレーとか、シュートまで行けていたプレーが出せず、壁は高いなと思いました。県内で簡単に点を取れていたのが、それをさせてくれなかったチームの質を見たら、もっともっとやらないといけないですね。悔しかったです。
――鳴海選手にボールが入ればチャンスになる場面もありましたが。
 鳴海選手は精神的にも落ち着きどころで「お前がやってくれないと」というのがあるのですが、あそこが潰れたりボールが入らなかったりということがあると、他の選手が活躍してこないといけません。この大会は総入れ替えのルールがありますが、この大会だけじゃなくて普段も選手を入れ替えて、他の選手も伸ばさないとダメだと思いました。第2ピリオドは普段試合に出ていない選手がメインだったのですが、気持ちで守ってくれと思って3バックではなく4バックにもしたのですが、普段見ない顔つきで頑張ってくれたところがあったので、そこは嬉しかったですね。勝った負けたもありましたが、彼らの意地が見えたので、みんなで切磋琢磨してまたレベルアップしてこういう舞台に帰って来られるようにしたいです。
キャプテンMF 10 鳴海善之介(6年)
 シュートまでは行く場面が何回かあったのですが、そこを決め切る力が無かったので、また全国大会に来たら、決め切ること、点を取ることを頑張りたいです。
――東北のチームとどんなところが違いましたか。
 競り合いの強さだったり、守備のプレッシャーが速かったり、僕たちも走るチームなのですが、それよりも走るチームが多かったと思います。
――果敢にゴールに向かっていましたが、どんなことを思いながらプレーしていましたか。
 僕たちの代では初めての全国大会だったので、予選リーグ1勝もしていない中で、最後の試合も4点取られましたが、諦めないでやるというのが普通のことだと思っていました。キャプテンでしたし、チームを勝たせる力を持って、チームを盛り上げて点を取ったりすることを思いながら、点を取ろうと思っていました。
――この経験を今後にどう生かしたいですか。
 うまいチームがいっぱいいたので、そこを真似して、また全日本(U-12サッカー選手権大会)という大会があるので、チームで協力してみんなで成長して、僕が最後に点数を決めたりして県大会を勝ち上がって、また全国大会に挑みたいと思います。
GK 12 髙坂劉資(6年)
 楽しかったです。東北でも強いチームはいますけど、それよりも強いチームとなると、シュートの力が芯から伝わったり、角度を調節しながら打ってきたりするので、それが楽しかったです。
――闘志あふれるプレーも見せていましたが、どんなことを思いながらプレーしていましたか。
 みんなで声をかけながら積極的にプレーをしていましたが、チームとしてゴールを決められれば良かったと思います。
――この経験を今後にどう生かしたいですか。
 青森FCにも弱点があったと思うので、それを改善していきたいと思います。
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