1種(社会人)
2023年度第76回青森県サッカー選手権大会 兼 天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会青森県代表決定戦
2023年05月07日
3月26日から八戸市で行われている「2023年度第76回青森県サッカー選手権大会 兼 天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会青森県代表決定戦」が今日で終了。県内の11チームが参加し、天皇杯の本戦への出場権をかけて争われた今大会。
本日行われた決勝戦は、ヴァンラーレ八戸FCとブランデュー弘前FCの対戦となった。
試合は開始からお互いペースを掴もうと激しい展開が続く。試合が動いたのは前半25分、ヴァンラーレ八戸が左サイドでフリーキックを得ると、姫野宥弥のキックに加藤慎太郎が繋いで、最後は饗庭瑞生がゴールを決めて、ヴァンラーレ八戸が先制する。その後は、お互い拮抗した展開となるが、後半42分、ヴァンラーレ八戸の渡辺龍が追加点を奪い、試合終了。ヴァンラーレ八戸が2−0で勝利を挙げ、3年連続で天皇杯の出場権を獲得した。
優勝したヴァンラーレ八戸は、5月21日、プライフーズスタジアムで13:00から行われる1回戦に出場。宮城県代表のソニー仙台FCと対戦する。
リーグ戦から中2日ということで、ある程度フレッシュな選手を積極的に使っていこうという形で、今日のメンバーをくみました。天皇杯はジャイアントキリングとかがあり、本当に難しい大会。まずは予選の決勝を2ー0で勝ち、本大会に出られるというところは素晴らしかったと思います。ただ、やはりゲーム内容としては、普段出ていない選手が何人か出ましたが、まだまだ課題が多いと感じました。その課題を、それぞれがしっかり自覚し、またトレーニングの中で改善していかないといけないと思っています。本当に難しい大会を勝つことができて、まずは良かったと思います。次はリーグ戦、南部ダービーということで、何としてでも良い結果が出せるようにしていきたいと思います。
(本戦への意気込み)天皇杯はトーナメントという形で、宮城県代表と戦い、その後はJ2の山形と対戦ということで、格上の相手とできるチャンス。そのためには初戦でしっかり勝って格上と対戦したいです。そうすればまたいろんな課題が出てくると思いますので、次に進んでいくというところを意識していきたいと思います。
ブランデュー弘前FC 山本富士雄 監督
相手は中2日でメンバーも変わってくるという予想の中で、自分たちがやろうとしていることがどれだけ通用するのか。十分勝機は見いだせると思っていました。特に作戦はなく、いつも通り自分たちのサッカーをやりながら、相手のストロングの部分は消していこうと1週間準備しました。
選手はよく頑張ったと思います。点が取れなかったのは残念ですが、そこまでは何回もいくことができたのは、前向きに捉えて考えていきたいと思います。敗因はやっぱりゴール前のクオリティを上げていかないといけない。攻守にわたってそこが足りなかったので、失点しましたし、得点できなかったと思います。
選手コメント
ヴァンラーレ八戸FC 姫野宥弥
長期の怪我でなかなか出場できませんでしたが、今日90分やれたことは自分にとってすごくポジティブなことです。まだまだパフォーマンス的に、もちろん足のコンディションもそうですけど、自分のベストにはまだ足りていないと思いますので、そこを早くベストまで持っていけるように、やっていかないといけないです。
(次節の南部ダービーに向けて)
チームとしては前節で負けている分、絶対に勝たないといけないです。個人としても怪我から復帰して、チームの力になって貢献したいという気持ちがすごく強いので、まずはスタメンのメンバーに入れるようにしっかりアピールして、チームの力になりたいです。
ブランデュー弘前FC 川﨑達也
チームとしては、もう少し落ち着く時間があれば、もっと楽に試合を進められたかなと思う部分があります。相手に合わせてしまった部分は、プレッシャーを感じて、後ろの選手は前に急ぐプレーが増えてしまいました。中盤の選手はアイディアを持っている選手がたくさんいますので、そこにいい形でボールが入れば、自分たちが普段やっているような攻撃ができたと思います。個人的には対人のところは悪くはなかったですけど、ビルドアップのところでミスが目立ったので、チームとしてリズムにのることができなかったと感じます。
シーズン前から上のカテゴリーのチームとトレーニングマッチをやる機会があり、そこでもできる部分もありました。しかし、それが決勝の舞台などプレッシャーがかかる状態で、それができるのかはまた別物です。そういう状況の中でもできるようにならないと、これからのリーグ戦でも厳しい試合が増えていくので、しっかりと自分たちがボールを握ってできないと、また試合が難しくなってしまう。そこに向けて、明日からまたやっていきます。
ブランデュー弘前FC 成田諒介