2種(高校生)
第3回青森ユース(U-18)サッカーフェスティバル 青森山田高校が初優勝!
2024年08月25日
この夏、ユース年代の全国屈指の強豪チームが青森市に集結し、熱戦を繰り広げた。
8月15日~18日に開催された青森ユース(U-18)サッカーフェスティバルには、計20チームが参加した。
コンサドーレ札幌U-18(北海道)、旭川実業高校(北海道)、ブラウブリッツ秋田U-18(秋田県)、仙台育英高校(宮城県)、矢板中央高校(栃木県)、桐生第一高校(群馬県)、大成高校(東京都)、西武台高校(埼玉県)、日大藤沢高校(神奈川県)、帝京長岡高校(新潟県)、星稜高校(石川県)、藤枝東高校(静岡県)、京都橘高校(京都府)、神戸弘陵高校(兵庫県)、初芝橋本高校(和歌山県)、瀬戸内高校(広島県)、サガン鳥栖U-18(佐賀県)、鹿児島実業高校(鹿児島県)、そして青森県からは、青森山田高校と八戸学院光星高校が参加。
15・16日には4チーム5グループに分かれての予選リーグが行われ、17・18日に行われた決勝トーナメント及び下位グループリーグ戦により順位が決定した。
(7月23日~26日に開催された第3回青森ジュニアユース(U-15)サッカーフェスティバルの結果はこちら→
https://aomori.oneall2013.co.jp/cup/2024u15/)
予選リーグで矢板中央高、初芝橋本高、瀬戸内高と、下位グループリーグ戦では旭川実業高、桐生一高、仙台育英高と対戦。結果は最下位となったものの、全国の強豪校と真剣勝負を繰り広げたこの4日間で得られたものは大きかっただろう。
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青森山田高校は予選リーグを1位で通過すると決勝トーナメントも接戦を勝ち上がり、2年連続で決勝戦に進出。
最終日、カクヒログループアスレチックスタジアムで行われた決勝戦では初芝橋本高に3-1で勝利し、3年目にしてついに悲願の大会初優勝を成し遂げた。
大会MVPを受賞したのは青森山田のFW名倉眞祥。これまではプレミアリーグ、インターハイでもメンバー入りしていなかった選手だが、「今大会では、決勝戦で先制点を入れるなど大事なところで点数を取り、それ以外のところでも貢献してくれた」と正木昌宣監督も高く評価。「新しい選手たちも出てきて、怪我人たちもかなり危機感を持ってやっていると思うので、いい意味での競争が生まれるのではないかなと思います」と期待する。
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3位:大成高校
「優勝したことに対しては喜べているんですけど、」と前置きしながらも、守備者として、3-0から最後に自分のサイドで失点してしまったことを悔やんだ青森山田の小沼蒼珠キャプテン。「プレミアリーグは1失点したら勝ち負けに関わる、もっと厳しい世界なので。1失点してしまったというのを重く受け止めて、プレミアの再開に向けてもう一回練習から引き締めていきたいなと思います」
それでもこの大会で得たものについて尋ねると、「自分たちの代は継続することがうまくできていなかったなかで、この4日間の連戦で優勝できたこと、こういったタフな戦いで勝ち切れたことは自分たちの自信にもつながるので、本当にいい大会にできたかなと思っています」と、確かな手応えを得たようだった。
7月からの長い中断期間を挟み、再開を迎える高円宮杯U-18プレミアリーグ。現在7位の青森山田は9月1日(日)、市立船橋高校をホームに迎える。今季ここまで未勝利で最下位と苦しんでいる印象の市立船橋だが、インターハイでは同じプレミア勢の尚志高校を破り、青森山田と並ぶベスト8となっている。
「開幕戦では2-0で勝っていますが、もう一個二個、自分たちの守備強度や攻撃のバリエーションを増やしていかないと、絶対に勝てない相手だと思います」と小沼主将は危機感を募らせながら、「山田は守備のチームなので、守備の練習から入り、絶対勝って(リーグを)再開させたい」と意気込んだ。
なお決勝戦での背番号について聞いてみると、「A戦で出ている人の名前順で番号を決めた」とのこと。ディフェンダーである小沼主将としては普段の試合ではなかなか見られない、ストライカーを思わせる9番の姿で「このおかげで点決めました(笑)」と笑顔を見せた。
今季初タイトル獲得を目指して挑んだインターハイは準々決勝敗退。その後行われた和倉ユースサッカー大会でも上位進出は果たせず、迎えた地元開催の大会で「この夏でひとつ自信を持ちたいなということで、この大会は優勝を目指してやっていたので、達成できて良かったです」と、優勝の喜びを口にした正木監督。優勝を達成できた要因について尋ねると、「夏の試合というのはどうしても、暑さとかそういったものの勝負になってきますが、チーム全員がハードワークしてやってくれた結果だなと。やはり運動量というところがこの大会で勝ち上がれた一番の要因じゃないかなと思います」と語った。
この大会から2週間後、プレミアリーグの後半戦が始まる。
「この夏の悔しさとか、乗り越えた強さとか、そういったものをきちっと感じてやってくれた者が9月1日からプレミアリーグの試合に出ると思います。このあともまだまだあるので、競争しながら勝てるチームになっていければいいなと思います」
季節は夏から秋へ。青森山田は残る二冠を目指し、止まることなく成長し続けていく。
■第3回青森ユース(U-18)サッカーフェスティバル 全試合結果
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