2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第12節 青森山田高校、リーグ後半戦は黒星発進
2024年09月01日
7月から中断期間に入っていた高円宮杯U-18プレミアリーグEASTが再開。青森山田高校はホームで市立船橋高校と対戦した。
この夏のインターハイではともにベスト8の両チーム。リーグ開幕戦で対戦した際は2-0で青森山田が勝利し、市立船橋は前期11試合を終えてまだ白星がなく最下位となっている。
DF⑮中島斗武、FW⑰比嘉大陽はプレミアリーグ初先発。比嘉の高さを生かした攻撃が期待されたが、前半の青森山田は有効な攻撃の形を作ることができず、スコアレスのまま後半へ。
58分、市立船橋に先制を許すと、後半の青森山田はサイドを起点に怒涛の反撃を展開。試合終盤にはGK①松田駿までもが前線に上がり同点への執念を見せるが、フィニッシュの精度を欠き、チームが掲げる「一本中の一本」を決めきることができない。
「エンジンがかかるのが遅かった。不用意に失点してしまってからエンジンがかかるようではこのリーグは勝てない」(正木昌宣監督)
今季初勝利を渇望する市立船橋の堅い守りを最後まで崩すことができず、0-1で敗れた青森山田。後期開幕戦は悔しい黒星スタートとなった。
この試合ではセンターバックとして、インターハイの全4試合に先発出場したDF㉒矢部翼がプレミアリーグ初先発、フル出場を果たした。
試合を振り返り、「自分たちが決めるところで決めていたら勝っていた試合でした。前半は自分でピンチを作ったりしたので、そのぶん自分の武器であるヘディングで取り返そうとしたんですが、結局できませんでした」と悔しさを滲ませた矢部。
目指す理想の選手像として、リバプールのDFファン・ダイクの名前を挙げる。「対人が強いですし、リーダーシップというところでも、自分はリーダーシップがないと言われるので、そこを真似していきたい」と話す矢部は、「センターバックはチーム全体の中心の場所なので、自分がチームを勝たせられるように失点をなくしていきたい」と前を向いた。