2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第7節 青森山田高校の反撃。4連敗からの3連勝
2025年05月13日
青森山田高校は5月11日(日)、高円宮杯U-18プレミアリーグ第7節をホームで迎えた。
開幕から4連敗で一時は最下位に沈んだが、柏レイソルU-18と対戦した第5節でついに今季初勝利を挙げると、続く第6節もアウェイで東京ヴェルディユースに勝利。勢いに乗って3連勝を目指し、元日本代表の阿部勇樹監督が指揮を執る浦和レッズユースとの一戦に臨んだ。
右サイドからスピードに乗ったドリブルで果敢に仕掛け、何度となく浦和ゴールに迫ったMF16杉山大起。
第5節から先発出場が続くFW9深瀬幹太。ここまでチーム内トップの3得点を挙げる。
立ち上がりから優勢に試合を支配しながらもあと一歩枠をとらえきれなかった青森山田だったが、38分、待望の先制点。ここまで全試合出場のFW13井上愼太、ついに今季初ゴール。
正確なキックを武器にセットプレーでキッカーを務める、ボランチのMF15藤原栄之郎。
前節、先制点を挙げたDF5大場光翔はこの試合でも先制点をアシスト。守備でも無失点に抑え、攻守にわたり頼もしい存在。
最高の雰囲気を生み出すホームの応援が選手たちを後押しした。「自分たちの学年は仲が良い。心から応援してくれているのはピッチの中にいても感じることなので、とてもありがたいです」と井上。
後半は攻め込まれることも多かったが、それでも最後まで守り切った青森山田が1-0で勝利し、これで3連勝となった。
「選手たちが頑張ってくれた。最後まで足を止めることなく、集中力を切らさないでやってくれたことに尽きると思います」と正木昌宣監督。
「4連敗しているときも決して圧倒されていたわけではなく、内容としては本当に良かったですし、選手たちも頑張ってくれていました。ただ、一つのプレーにこだわるとか、集中力を切らさずやるとか、そういったところが4連敗で学んだところで、プレミアのゲームに慣れてきたというところもあると思いますが、そこの細部のところが切れることなくやってくれるようになったことが一番大きいかなと思います」
前線からの守備、ハードワークでチームに貢献してきた井上愼太。待望の初ゴールに「めちゃくちゃうれしかったです」と笑顔を見せ、「チーム状況としても今いい感じですが、4連敗してからの3連勝で、まだ勝点も取り返しきれてないので、これからもっと連勝を伸ばしていきたい」と意気込んだ。
「点が取れないのは昨年からずっと言われていましたが、チームのためにやらなければいけないことをやっていたらいつか自分のところに転がってくると思っていました。今日はその日で良かったと思います」
3連勝で順位を9位に上げた青森山田。このあとのアウェイ2連戦は流通経済大学付属柏高校、昌平高校との高体連対決となるが、着実に勝点を積み上げ、良い流れで県高校総体に入りたい。
次回ホーム戦は県高校総体後の6月22日(日)11時、市立船橋高校との対戦となる。
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