ウェブ連載コラム
ウェブ連載コラム eyes of the RADIO personality vol-4 【“緑”の下の力持ち】小泉 亮
2017年07月25日
ヴァンラーレ八戸のホームゲーム運営に絶対に欠かせない人たちがいます。それは「サポートスタッフ」の皆さん。誰よりもチームを想い、チームやスタジアムに足を運んでくださるお客様のために動いている皆さんのお仕事の一部を今回このコーナーをお借りしてご紹介したいと思います。
7月16日に行われたFC大阪戦でサポートスタップの皆さんのお手伝いに、試合前まででしたが参加させて頂きました。当日は朝から激しい雨。レインコートをしっかり着込んで9:30に集合し、リーダーの吉野さんを中心にミーティング。試合1日のタイムスケジュールやスタッフ配置、役割分担、注意事項を確認します。
最初の作業は2ndステージに合わせて完成したガイドブックにチラシの折り込み。その後に芝生席ゲートにテントを設置し、ダイスタ特有の強風にも飛ばされないよう土嚢で固定します。そして、この日の担当となったメインスタンドのゲートの設営作業へ移ります。お知らせのボードを貼り、チケットを入れる箱など必要な備品を揃え、お客様をお迎えする準備を整えます。
10時45分に先行開場がスタートし、元気なあいさつと笑顔でお出迎えし、用意したガイドブックを手渡します。開場中のゲートでの作業は、前売券や当日券の半券を区別してケースに保管し、シーズンパスで入場される方はカウンターでしっかりチェック。ヴァンラーレのJ3参入要件のひとつである「観客動員数」に関わる大事な業務にも携わる事ができます。大きなバッグ等をお持ちの方にはお声をかけて、ビンや缶のドリンクが入っていないか確認し、あった場合はプラカップに移し替えます。
また、傘をお持ちの方には周りのお客様の視界をさえぎったり思わぬケガを防ぐためスタジアム内では傘を使用できないことを伝えます。その他、スタジアムにはボールやテント、簡易チェアやベビーカー等を持ち込めないため、ゲートにて預かります。
さらに、グッズやスタジアムグルメコーナーに出られて、再入場されるお客様の半券を確認。合間には広場にあるゴミ箱の状況もチェックします。またお客様からの問い合わせを受けることもあるので、わかることは丁寧にお答えし、そうではない場合はクラブのスタッフの方にしっかり引き継ぎ、スタジアムにいらっしゃる皆さんが快適に観戦できるようにサポートしています。
こうして書き出すと作業内容は多いように感じられるかもしれませんが、休憩も確保されている他、食券も渡され、ヴァンラーレ自慢のスタジアムグルメをスタッフ価格の割引料金で頂くことができます。人数が多ければ多いほど、作業を分担して余裕を持って取り組みことができますし、ゲート全体の雰囲気もより明るくお客様をお迎えできるのではと思います。僕も先輩方から優しくアドバイスを頂き、何の不安もなく臨むことができました。今回お手伝いさせて頂いてサポートスタッフの皆さんへの感謝の気持ちをあらたにしました。
ヴァンラーレでは慢性的にサポートスタッフの人数は不足していて、時にはベンチに入らない選手やボールパーソンで来てくれている学生の皆さんの力を借りざるを得ない状況もあるそうです。ぜひ、このコラムをご覧になった方、学生さんはもちろん、サッカーは詳しくなくてもボランティアに興味のある方、これまでサポーターとして熱心に選手を応援するためにダイスタに足を運んでいた方もまた違った形でヴァンラーレを”応援”してみてはいかがでしょうか。
サポートスタッフに申し込みやお問い合わせはヴァンラーレ八戸ホームページのサポートスタッフ募集のコーナーやLINEアカウント「@pzb1286w」に友達登録をして話しかけてみてくださいね。
小泉 亮
コミュニティラジオ放送局BeFMパーソナリティ
ヴァンラーレ八戸スタジアムDJ