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「One Tokyoという歴史に参加する」 リアル『サカつく』ができるチームのいま

2020年06月05日



「One Tokyoという歴史に参加する」 リアル『サカつく』ができるチームのいま


取材日:3月5日


チームの発足から約2ヶ月。トライアルを通して24人の選手がチームに加入するなど、One Tokyoは着々と組織の編成を進めてきた。

また武井壮さんの監督就任に続き、ゼネラルマネージャー(GM)に乙武さんが就任。両者ともにそれぞれの知見と人脈などを提供し、チームの活性化を図っている。

開設されたオンラインサロンも盛況で、チャットのなかでは会員同士が日夜が意見を交わし、続々とプロジェクトを開始しているという。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、所属する東京都リーグ4部の開幕日は未定なままだが、「いまできることをやっていくしかない」と、チームの責任者である奥山大さんは話す。(6月22日現在、7月5日開幕を予定)

チーム創設の発起人である本田圭佑選手とOne Tokyoを立ち上げた大学生の彼と、東京発世界行きを目標に掲げるチームを追う連載の第2回目。今回は、リアル『サカつく』を標榜するOne Tokyoの内実に迫る。





これまでにない監督とGMの形を模索する

――前回の取材から1ヶ月ほど経過しましたが、チームの状況はどのように変化しましたか?

まずは選手が加入しました。今のところ24人の選手がいます。あと数人ほど補強できればなと思っていますが。







――監督の武井壮さんはかなり積極的にチームについて発信されています。選挙で決まったようですが、実際にどのような流れで武井さんが選ばれたのでしょうか?

ふいに武井さんが立候補がして、正直に言えば、気づいたら決まっていたという感じです。投票数は断トツでしたね。武井さんは十種競技の元日本一という実績を持つプロフェッショナルです。サッカーは未経験ですが、体作りに関する知見は選手にとって有用だと感じています。彼自身にとっても僕と一緒に新しいチャレンジをしているという共通点があるので、共に結果をアウトプットしていければと思っています。

――では乙武さんはいかがでしょうか?

同じく自主的に立候補してもらって、最後まで競った結果、乙武さんに決まりました。乙武さんはライターの経験があって、サッカーの記事も書かれたことがあるそうなんですが、基本的には武井さんと同じくサッカーの世界にはいなかった方です。でも、2人ともサッカー界にいる人にはない強みを持っています。

――その強みというのは?

武井さんは先ほども言ったように、フィジカル分野でプロフェッショナルな方です。選手に対してそうしたアプローチができますよね。乙武さんはライターとしての経験もありますし、情報発信に長けているので、GMとしていろんな人をOne Tokyoに巻き込んでいくという面で大きいなと。監督にしてもGMにしても、ただ指導していればいいのか? 選手を獲得していればいいのか? という問いから2人とディスカッションしていて、これまでにない監督とGMの形を模索していければなと思っています。

――確かに、2人とも従来の監督とGMのイメージとは違います。

そうですね。あんなに積極的に発信する監督もいないですし、あんなにいろんな業界に人脈が豊富なGMもいませんよね。じゃあそんな2人を前にして、僕が何をやればいいのだろうと考えたときに、2人の強みを最大限に発揮させてあげられないというのが、一番あってはならないことで。だから従来の価値観にとらわれないこと、柔軟に対応していくことを意識したいですね。2人ともオンラインサロンの会員費を払っているし、無給ですからね。

――あ、無給なんですね。

そうなんです。2人以外のサロンメンバーもそうなんですが、いろんな意見をチャットにあげてくれますし、僕にアドバイスをくれたりしています。

――武井さんと乙武さんもそうですが、オンラインサロンのメンバーの貢献度が高いのはなぜだと思いますか?

One Tokyoではメンバーのことをファミリーと呼んでいるんですが、みんながサッカークラブを作るというコンセプトに共感してくれているんだと思います。普通はサッカークラブの運営に携わることなんてできないわけですよね。でもOne Tokyoではそれができる。だから熱量のある人が集まってきているんだと思います。





リアル『サカつく』のリアル


――たしかに、リアル『サカつく』ができるところなんてほかにありませんよね。ちなみにメンバーの所在地は東京が多いんですか?

東京の中央区をホームタウンにしているんですが、実際のところ、47都道府県からサロンのメンバーは集まっているんです。そもそも発起人がいまブラジルにいますし(笑)

――なるほど(笑) オンラインサロンであれば場所は関係がありませんからね。

それに、単純にいろんな形で関われるというのも良いんだと思っています。例えばチャットのやり取りを見ているだけで勉強になるという人もいますし、実際に意見を交わし合うことが楽しいという人もいます。武井さんや乙武さん、本田さんはもちろん、ほかにも著名人がサロン内にいるので、そうした人とコミュニケーションが取れることに魅力を感じている人もいるようです。

――ちなみに今は何人ぐらいのメンバーがいるんですか?

250人ぐらいですね。徐々に増えてます。

――2ちゃんねるの創設者で有名なひろゆきさんもいますよね。

はい。本田さんの会社「NowDo」に関わっていることもあって、最初期からのサロンメンバーです。このオンラインサロンはネット上の空間なので、2ちゃんねるを作ったひろゆきさんから頂くアドバイスは本当に勉強になることばかりで。







――ネット上に一大空間を作り管理されていたひろゆきさんの経験は、今後オンラインサロンを運営していく上で大きな力になりそうですね。

そうですね。いつもたくさんの学びをいただいています。クラブの運営に関しては、ファミリーのやりたい方向性にいくと思ってます。

――そこは自由なんですね。

本当に自由ですね。サロン内にいる人がやりたいことで立候補して、そこに興味のある人が集まって、いろいろやってる感じです。もうカオスですよカオス。細かいところはなにがどうなってるのか僕にも分かんないです(笑) もちろん表に出す前にすべて確認はしていますが。

――メンバーがバラバラで独自に動いている?

一定の方向性は決まってますよ。One Tokyoのためであり、かつ他者を貶めなければ何をやっても大丈夫です。その前提の上に、サロンメンバーそれぞれの個性が出ている感じです。学校にも会社にもない自由な環境は作れているんじゃないかと。

――他のオンラインサロンとはどう違うんでしょうか?

他のサロンにもいろんなチームができていると思うんですけど、ここまで個人が自由に発言し、プロジェクトを立ち上げられる、そして本当にチームに影響を与えられるサロンはないと思います。ビジネスとしてのオンラインサロンをやりたいわけじゃなくて、コミュニティとしてのオンラインサロンがやりたいので、前提から違いますよね。会員費はチームの運営費にまわるし、僕や本田さんが何かを教えるというものでもありませんし。







――なるほど。メンバーにはどういう層の人が多いんですか?

学生もいるし、社会人もいます。経営者の方もちらほらいますね。

――経営者の方は自分が組織のトップにいるわけで、何かをそこで始めることもでいますよね。でも、自分がトップの組織とは別軸で、それこそリアルサカつくをやりたくてサロンに入っているのかなと。そういう場を求めているというか。

ああ、そうですね。さっきも言いましたけど、サッカークラブの運営にここまで気軽に関われる場所なんて他にないですからね。サッカーに少しでも関わってきた人なら、ふと思うんじゃないでしょうか、サッカークラブを持ちたいなんて。だからサカつくがあるわけで。これは一会社のトップといえどそう簡単には達成できないですからね。





One Tokyoという歴史に参加する


――そしてそのメンバーの1人でもある奥山さん自身は、いま何をやられているんでしょう。

みんながオーナーシップを持っている主人公なので、それぞれ個々に意思を表明するのが当たり前なんですが、僕は運営責任者でもあるので、大まかな進路を示していくことが役割になります。全員の意見を把握して、調整していく役割といいますか、ファシリテーターみたいな感じですね。

――なるほど。では、いま世界規模で大きな影響を与えている新型コロナウイルスが、どのような影響をチームに与えているか聞きたいです。リーグ戦の開幕日もいまのところ決まっていませんよね。

そうなんです。いやあ、厄介ですよね。まあ準備期間が伸びたとプラスに考えています。







――具代的にはいま何を進めているのでしょうか。

開幕がいつになるかわからないということで、オンラインサロンの熱量や選手のモチベーションを維持できるように、いろいろと働きかけているところです。なかなか直接会えないので、画面越しにミーティングや飲み会を重ねたり。ただ、僕らはサッカー以外の価値も社会に届けたいと思っているので、いまこそサッカー以外の方法で何かを届けられたらと思っています。

――そこがOne Tokyoの面白いところですよね。何をどのようにして発信していく予定ですか?

ちょうどいまプロモーション担当の選挙をしていて、そこが決まれば、いろんな発信ができると思っています。YouTubeやInstagramやTwitterの運用も始まると思います。いまはそのプロモーションチームを統括する人を決めているところです。

――そういった意味でも、他のサッカークラブよりある意味で注目度がありますよね。あとは選手についても聞きたくて。

彼らの個性がすごいんですよ...もう動物園みたいな(笑) いつか彼らの話を聞いてほしいぐらいです。ピッチ内で全力で戦えるのは前提に集めているんですが、あとはもうそれぞれです。プレーヤーとして上に行きたいという人もいれば、コンセプトに共感した人もいます。共通しているのは、東京都4部から這い上がるぞってこと。あとは箕輪厚介さんもいます、うちの背番号9番です。あ、ちなみに武井監督も選手登録してるので、「交代おれ!」ができます。







――ということは、実際にピッチを駆け回る武井さんが見られるかも?

はい。ただ、まだ一試合もできていないので、まずは地に足をつけてやっていきたいですね。とにかく直近の目標は試合に勝つことですね。そのためにも基本的に毎日練習はしています(取材日 3月5日時点)。土日は練習試合を組んでいこうとしていたんですが、コロナウイルスの影響でグラウンドが使えないので、できていないんですけどね。

――ウイルスの影響もありますが、着々と編成が進んでますね。

「武井監督とか乙武GMってどういうこと?」ってよく言われるんですね。でも、うちとしては事実を発信しているだけなので、「そう決まっただけだから」としか言えなくて。まあ、入ってもらって見てもらうのが一番だと思うんです。ちょっと迷ってるみたいな人は、絶対に入ったほうがいいと思います。One Tokyoの存在にワクワク感を感じられるなら、一緒にアクションを起こしたいですね。最初はびっくりすると思いますよ、「なんかめちゃくちゃ意見が飛び交ってるぞ?」「こんなに自由でいいの?」って(笑) でもすぐに慣れると思います。

――百聞は一見にしかず、ですね。

はい。早く勝って、ファミリーみんなでパーティーがしたいです。

――サッカークラブとして歴史的な1勝目になります。

そうなんです。そんな歴史を体験したい人は、ぜひチームに加わってください。これから最高に盛り上がっていくので。






取材/記事/写真
スポーツライター:本田悠喜



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