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高円宮杯U-18プレミアリーグ第5節 青森山田高校vs清水エスパルスユース
2016年05月10日
5月8日(日)、青森山田高校グラウンドでプレミアリーグEAST第4節が行われました。
5位の青森山田高校と3位の清水エスパルスユース、前節で共に引き分けた両チームの勝ち点差はわずか1。上位チーム同士の熾烈な戦いを制したのは、この日の風を味方につけた青森山田高校でした。
前半、相手の流れに傾きかけた時間帯も辛抱強く耐え抜き、0-0で折り返した青森山田。「後半は追い風を利用して、押せ押せで前からどんどんプレッシャーをかけて行こう」という黒田剛監督の狙い通り、風上に立った後半、試合は大きく動きます。
後半開始直後の47分、GK廣末選手のロングキックから素早く攻撃に転じ、MF高橋選手のゴールで先制すると、その後もセットプレーから何度も相手ゴールに迫った青森山田。59分にはロングスローからMF郷家選手が追加点。さらに88分にもオウンゴールで点差を広げ、相手のシュートをわずか1本に抑えた青森山田が3-0で勝利しました。
この試合を振り返り、勝敗を分けたポイントとして「風の使い方。我々の方が風を使える武器が多かった」と語った黒田監督。「前にフィードしてくるチームに対して徹底的に前から潰していくということが今日はうまくできた。相手に決定打を作らせず、フィードする場所も限定できて、守備も良くなってきている」と、この試合での選手たちのプレーを高く評価しました。
この勝利によって、青森山田は5試合を終えて3位に順位を上げました。
試合後、攻守にハードワークし勝利に貢献したMF嵯峨選手と、ロングスローから追加点を決めたMF郷家選手にインタビューさせていただきました。
MF No.8 嵯峨 理久
「前半が終わり、監督に走れていないと指摘されて、ミスパスの部分だったり、自分で攻撃を終わらせる部分があったので、後半は落ち着いてプレーしようと心掛けました。そのおかげもあり、要所要所で仕掛けたり、良い場所で勝負できたと思うので、後半のようなプレーをしていかないといけないと思います」
MF No.7 郷家 友太
「今日は風があって思ったより飛んだのと、相手がいい位置で出してくれたのもありました。相手に大きい選手が一人いて、その人を越えたらチャンスになると思ったので、最初はちょっとふんわり気味になってしまったんですけど、正木コーチにライナーで投げろと言われて投げてみたら風に乗って、いいボールになりました。狙ってはいなくて、誰か触ってくれればいいかなと思って放ったんですけど、風があって本当に良かったです。
ロングスローは、国体とか1年生だけの大会とかで投げていました。去年の(原山)海里さんを見て、『できるんじゃないか?』と軽い気持ちでやっていたら、思ったよりも飛んだので。海里さんはもう、別格です。あれを見習ってできればいいと思います」
高円宮杯U-18プレミアリーグはこの後中断期間に入り、6月末から再開されます。
次回ホームゲーム:
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第6節
6月26日(日)11:00~ @青森山田高校グラウンド
青森山田高校 vs FC東京U-18