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発売中の青森ゴールVOL.44 特集”県出身者たちの活躍を探る”から帝京長岡高校-木村勇登-編を掲載します!
2017年03月06日
激しい浮沈を繰り返し、その先にあったかけがえのないもの そして挑戦は続く
木村勇登が帝京長岡への進学を決めたのは、中学3年時に所属していたチームの新潟遠征で、同校の練習に参加したことがきっかけだった。
「小塚和季選手(現レノファ山口FC)の裏をかくプレーとか、ショートパスでしっかりゲームを作っていくスタイルを見て、ここでやりたいなと思いました。声をかけてもらったのもあって、長岡への進学を決めました」
青森県出身の彼が中学生時代に所属していたのが「ディッセンボルバー FUT」。テクニックを重視した指導方針で鍛えられた彼のプレースタイルは、帝京長岡のプレースタイルにマッチするかに見えた。しかし、事はそう上手くは運ばなかった。
「1年の春からプリンスリーグにも出させてもらっていたんですが、少しずつチームスタイルの中に自分のプレーを落としこめなくなって、夏には一番下のカテゴリーまで落ちてしまいました」
ポテンシャルはあったが、怪我もあり徐々に調子を落とした木村。急激な環境の変化に腐ってもおかしくなかっただろう。しかし彼は「死に物狂い」の努力を重ね、冬には選手権メンバー入りを懸けた合宿に参加するまで這い上がった。そんな激動の1年目を過ごした後、彼は2年の秋からトップチームに定着。存在感を示し始める。その冬には最上級生として新チームを引っ張る立場にもなったのだが、ここでも試練が訪れた。
(続く)
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