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発売中の青森ゴールVOL.44 特集”県出身者たちの活躍を探る”からINAC神戸レオネッサ-伊藤美紀-編を掲載します!

2017年03月08日

怪我との戦いとなったシーズンを糧にさらなる飛躍を誓う




現在スペインで開催中のラ・マンガU-23女子国際大会に、日本代表として参戦している伊藤選手のインタビューを掲載します!
 
 

「苦しいシーズンでした」



入団から3年目となった2016シーズン。リーグ開幕前の2月に行われた練習試合で左膝半月板を損傷。チームの先輩たちのアドバイスもあり、完治を目指し手術を選択。自身でも初めてとなるサッカーから離れた長い時間を過ごした。

「怪我、手術をしてサッカーが出来ない現状を受け入れらない自分もいました」

そんな思いを抱えながらも約半年間に及ぶリハビリに取り組んだ。
8月6日に行われたなでしこリーグカップ第10節の日テレ・ベレーザ戦でチームに帯同すると、同月に行われた女子U-23代表合宿に招集。続く日本女子代表合宿にもトレーニングパートナーとして参加した。9月11日に行われたなでしこリーグ第12節の日テレ・ベレーザ戦で先発フル出場、公式戦での復帰を果たした。順調に見えた復帰までの流れだったが、本人の心境は全く違うものだった。

「復帰してからが辛かったです。怪我をする前に出来ていたことが出来なくなっていたので、それが一番悔しかったです」

手術前と明らかに違う体の感覚に戸惑いや苛立ちもあった。それでも、少ない時間ながらリーグ戦での出場を続け、2年連続の優勝を決めた皇后杯の決勝戦でも、前半の45分間を戦いタイトル獲得に貢献した。

「最後、優勝で終われたことはチームとして良かったですが、個人としては納得のいくシーズンではなかったです。感覚を取り戻す作業に時間が掛かりましたし、今でもやっと半分取り戻せた感じです」
 
 

現在の膝の状態



「痛みは無いですが、まだ、動く時の感覚には問題があります。反応が遅いですし、瞬時に動く動作は鈍く感じます」

未だ怪我前の感覚とは程遠い自身の体。オフの期間を利用し、完全復活を目指す。

「体事態は今までよりは強くなったと思いますが、体の様々な部分がマッチしていない感じです。それがしっかりまとまれば良くなると思います。(復帰後も)体力的に戻っていない部分もあったので、走り込みもそうですし、筋力を落とさないためのトレーニングも欠かせないので、オフの期間に見直して追い込んでいけたらと思っています」


(続く)


発売中の青森ゴールVOL.44に加筆・修正を加えた完全版を掲載しています。
彼女の日本代表にかける思い、2017シーズンに向けての決意などを記しています。ぜひ誌面にてご確認ください。
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今号の読者プレゼントには伊藤選手の直筆サイン入り色紙も!
 
青森ゴールVOL.44、その他の内容はこちらへどうぞ→http://www.aomori-goal.com/info/?sc=170217_180908

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