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ウェブ連載コラム「eyes of the RADIO personality」がスタート!!

2017年04月20日
 今年度より、HPで連載コラムを掲載させて頂くこととなりました。執筆者は、雑誌でもコラムを書いて頂いた夏目浩光氏(青森放送ラジオセンター ラジオ編成制作部)と小泉亮氏(八戸市コミュニティラジオ放送局BeFM)です。

 いちメディアとして、多くのスポーツ取材経験を持つお二人。独自の視点から書かれるコラムをウェブを通じて多くの方に発信できたらと思い、この形となりました。是非、読んで楽しんで頂きながら、お二人を深く知る一つのきっかけになって頂けたら幸いです。

 第一回は夏目浩光氏です。是非、ご覧下さい。




VOL.1 実況アナウンサーの現状 ~DAZNがもたらす新たな可能性~


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「サッカーの実況がしたい!」そんな、あなた!どうしたら、実況アナウンサーになれるのでしょうか?まずは局アナを目指してはどうでしょうか?局アナの場合、NHKと民間放送のふたつの選択肢があります。

アナウンサーになりたいと思っても、毎年の採用の数は限られています。民間放送の場合、青森県のテレビ局は3社だけ、日本全国40都道府県では100を超えるぐらいしかありません。

各局が毎年アナウンサーの採用をする訳ではないので、その年の採用になる男性アナウンサーの枠は数十人になります。

そのため、アナウンサー希望の就活大学生は東京の放送局を受験し、そのあとは準キー局といわれる、大阪、名古屋などの放送局を受験、そして、地方局へ。

地方局も全国から受験生が応募するので、自分の出身地のアナウンサーになれるとは限りません。

地元採用を重視する放送局もありますが、青森放送でも半分以上は県外出身のアナウンサーが働いています。

僕は愛知県豊橋市の出身です。30年近く前に、アナウンサーになりたいという強い志(今になって思えば?)を持って全国の放送局を受験。青森放送に就職しました。

ところで、10年ほど前に、この青森県では豊橋東高校出身のアナウンサーが3人もいました。

同じ大学とか青森県内の高校ならば同じ学校出身者もありえそうですが、何故か豊橋東高校出身者として、青森放送に僕が、青森テレビには二人もいたのです。


実況アナウンサーとして 〜Jリーグの現場に立つ〜


その一人、横田光幸さん(現在37歳)は2003年から2008年の6年間、青森テレビのアナウンサーとして活躍、その後、テレビ信州に8年間在籍し、2016年、フリーになりました。

テレビ信州は青森放送と同じ日本テレビの系列です。そのため、長野県代表として高校サッカー選手権の実況も担当しました。もちろん、長野県には松本山雅FCとAC長野パルセイロという二つのJチームがあり、Jチームの実況も担当。


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そして、フリーになった今年はDAZNでAC長野パルセイロの担当として試合を実況しています。

DAZNによりJリーグの実況試合数が増えました。それと共にサッカーの実況スタイルにも変化があります。

特に注目はJ3の試合です。解説やリポーターがいないため、実況アナウンサーがひとりで90分間喋り続けるというスタイルなのです。

横田さんにJ3の実況について、お話を伺いました。

「ハーフタイムや試合前後もしゃべるので2時間しゃべりつづけることになります。正直トイレに行く時間もありません。喉はもちろんコンディションにはより神経質にやっています」
「解説がいないので、プレーの質や試合状況の詳細などを自分で判断しなければなりません。難しいというのが正直な感想ですし、視聴者の方も慣れないスタイルだと思います」
「逆に、これもひとつのスタンダードになるかもと考えれば、とてもいい勉強だと思いやっています」

ちなみに、横田さんはスカパーでも「高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグWEST」の試合を実況しています。青森県でアナウンサーとしての基本を取得し、現在はフリーで活躍する横田光幸さんの今後の実況に、ぜひ、注目してください。

最後に青森県の場合ですが、「NHK杯第70回青森県サッカー選手権大会」でのヴァンラーレ八戸とラインメール青森の決勝は1-0でヴァンラーレ八戸が勝利。

天皇杯の予選でもあるこの試合はNHKでテレビ中継されました。

青森県内で行われるサッカーの試合でテレビ中継が必ずあるのはこの大会と高校サッカー選手権ぐらい。

昨年、JFLの青森ダービーは青森朝日放送がテレビ中継しましたが、毎試合という訳ではありません。青森県内で局アナになってもサッカーの実況をすることができるのはほんの数人。

ヴァンラーレ八戸とラインメール青森、ふたつのチームが共にJリーグに加盟すれば、試合の中継機会が増えるのは間違いありません。

数年後、青森県で行われるJの試合、DAZNの放送席に座っている実況アナンサーになれるチャンスはあなたにもあるかもしれません。







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夏目浩光 なつめひろみつ
RAB青森放送のアナウンサーとして、第76回大会から第87回大会までの高校サッカー選手権大会の実況を担当。県予選決勝はもちろん、全国大会でも計14試合の実況を担当し、県内のサッカー界では名物アナウンサーとして名を馳せた。
現在は「青森放送ラジオセンター ラジオ編成制作部」でディレクターを務め、多くの番組制作に携わる。

出演番組
「GO!GO!らじ丸月曜日 なつめ広告代理店」「サザンヒッツ」「あおもり長寿セミナー」
担当ディレクター
「朝ワイダッシュ」「今日もあさぷり」「土曜はDON」

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