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昨日発売のVOL.45の特集『名乗りを上げろ、次世代のヒーローたち!』から青森山田中学校 -藤原 優大/工藤 宙夢/長濱 北斗- 編を掲載します。
2017年04月26日
前人未到の4連覇に向けて
昨年の全国中学校サッカー大会(以下、全中)を制し、全中3連覇を果たした青森山田中学校サッカー部。今季は良くも悪くも“4 連覇”というプレッシャーとの戦いになるだろう。新チームの発足から間もない4月初旬。チームを率いる上田大貴監督と、主力の3選手に話を聞いた。
文:本田悠喜(スポーツライター)
上田監督は危機感を隠さず、言葉を発した。
「間違いなく、今のままでは足元をすくわれます」
どうやら、新チームの船出は芳しくないようだ。上田監督は続ける。
「新チームには昨季の主力が残り、新3年生も、高いレベルをキープしています。それは良いことです。しかし、彼らは全中優勝しか知らない世代。だからなんとなく、『自分たちにも(全中優勝が)できる』という甘さが、ピッチ上に出ている。それが非常に気になります。そういう甘さを消すために、妥協しないで、厳しく戦えるかが、今後のポイントになってくると思います」
では、当の選手たちはどう考えているのだろう。昨季のチームでも主力として活躍した藤原優大、工藤宙夢、長濱北斗の3人に話を聞いた。
今季のチームはどうですか?
藤原「去年は練習の時と、遊ぶ時の切り替えがはっきりして、メリハリがありました。今年はそのどちらも同じような雰囲気で、メリハリがありません。あと、試合になればみんな集中するんですけど、それまでの移動中にボーッとしていたり、アップの時でもふざけている人がいて、まとまりがないです。まだ緊張感がないんだと思います」
なるほど。では、この状況を改善するためにはどうしたらいいと思いますか?
工藤「去年の練習中は、限られた人だけじゃなくて、いろんな人が声を出していたんですけど、今年はまだそこまでじゃないです。みんなでチームを引っ張っていかないといけないと思います」
長濱「去年は人に強く言える人がいたんですけど、今年はまだいません。去年のチームとは、そういう違いがあると思います」
(続く)
昨日発売の青森ゴールVOL.45に完全版を掲載しています。
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ふじわら ゆうだい 3年生 MF
前所属:リベロ津軽SC U-12
昨季行われた全国中学校サッカー大会の優勝選手であり新チームのキャプテン。今季もボランチでチームの舵を取る。
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くどう ひろむ 3年生 MF
前所属:田名部中学校
昨季行われた全国中学校サッカー大会の優勝メンバー。右サイドから精度の高いクロスを送り込む。
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