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現在発売中のVOL.45から青森県からJリーグを目指す『ヴァンラーレ八戸FC』を掲載します!
2017年05月10日
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7勝1敗で単独首位に立つワントップ⑮井上の体を張ったボールキープを起点に、ツーシャドーの⑪村上、⑧高見、さらにはワイドの⑥山崎、㉗野垣内が絡み、攻撃を展開。また、井上やディフェンスラインには長身の選手が揃い、セットプレーでの迫力は今年も健在。開幕から6連勝と最高のスタートを切り、現在は7勝1敗で単独首位に立つ。
しかし、その結果に満足することなく、課題を口にする選手が多い。その中でも多いものが「自分たちのやりたいサッカーはできていない」という声。「縦に速い攻撃というのはチームとして1 つのパターンとしてありますが、状況に応じて速攻と遅攻を使い分けられれば(金久保)」、「もっと全体が連動して、下で繋いでチャンスを作れれば(須藤)」。柱谷監督も天皇杯出場を決めたNHK杯決勝後には「少しのプレッシャーに対して、怖がって簡単にボールを蹴ってしまっている」と課題を挙げた。
これから昨年の上位チームとの連戦が続くヴァンラーレ。この連戦でどれだけ勝点を落とさず、重ねていけるのか。ここから真の力が試される。
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誌面では『ヴァンラーレ八戸の選手名鑑』。
『即戦力として期待が懸かる新加入選手』と題し、「攻守の鍵を握るJリーグ経験者、金久保彩選手」「海の町からやってきた新人FW、井上翔太郎選手」のインタビューを掲載。さらに好調のチームをまとめる須藤貴郁キャプテンに密着。チーム加入から今までの振り返り、仕事、プライベートについてを掲載しています。
ここでは金久保彩選手と井上翔太郎選手のインタビューを少しだけ掲載します。
八戸の印象は?
金久保彩選手
「寒いですね」
冬の寒さには面食らったようだ。県内では比較的風が強い環境にも、まだ慣れない様子。「風に関しては、ホームの利はないですよね(笑)。この前のホーム戦は苦戦しました。どうにかならないかな…」と苦笑する。
サポーターに関して話が及ぶと、「めちゃくちゃ良かったです。たくさんの人に来てもらって。小さい子も来て応援してくれていたので、良いなと思いました」と笑顔になった。
そして、初のJリーグ入りに向けてこう意気込む。
「昇格できるように、八戸のために、自分が持っているものを全て出したいと思っています」
J3昇格を目指すヴァンラーレにとって、金久保の実力と経験は、間違いなくプラスになる。
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井上翔太郎選手
金久保と同様、リーグ開幕から先発の座を掴み、好調なチームを最前線から支えるのが、大卒ルーキーの井上翔太郎だ。関東学院大学からやってた彼は、神奈川県は海の町・茅ヶ崎育ち。八戸も海の町だが、その印象はかなり違ったようだ。
「車社会なので、歩いている人が少ないですよね。そこはちょっとつまらない(笑)。あと、八戸は寒いですね」
サザンオールスターズの町からやってきた彼には、八戸の厳冬は堪えるようだ。ただ、確かな共通点もあるようで。
「あっちにいた頃は、となりの市の湘南ベルマーレの試合をよく観に行っていました。 ヴァンラーレのサポーターとベルマーレのサポーターって似ているんですよね。ユニフォームもお互い緑だし。それに応援のスタイルも、勝った後のダンスまで似ている。それがすごく良いなって」
海の近くに住むもの同士、感覚が似ているのだろうか。だとしたら、井上がチームに馴染むのも早いかもしれない。
(続く)
*選手へのインタビューや取材時に撮影した写真を合わせて掲載した完全版は、
発売中の青森ゴールVOL.45に掲載しています。ぜひ誌面にてご確認ください。
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