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青森高校、五戸高校に敗れ準々決勝進出は叶わず 第70回青森県高等学校総合体育大会サッカー競技3回戦
2017年06月02日
6月2日(金)、八戸市多賀多目的運動場人工芝にて行われた第2試合、勝てば準々決勝で青森山田高校への挑戦権を得ることができる青森高校対五戸高校の試合は開始から五戸高校がペースを握る。
センターバックに入ったキャプテン⑧菊池秋威を中心にディフェンスラインでサイドチェンジを繰り返しながら攻撃の組み立てを図ると、前半15分に右サイドバック③角濱龍太のアーリークロスをゴール前で受けたMF⑦中川原昂大が胸トラップからシュートを放つ決定的なチャンスを迎えるが、これは僅かにゴール上に外れる。
前半24分にFW⑪鈴木英斗がミドルレンジからシュートを放つとポストに直撃。このこぼれ球をMF⑥鳥谷部舜哉が押し込み先制に成功。五戸高校の1点リードで前半を折り返す。
後半開始早々、青森高校はMF⑦佐藤麟太郎がミドルシュートを放ち反撃の姿勢を示すが、攻勢を強める五戸高校が徐々に青森高校を押し込む形に。サイド攻撃、セットプレーから何度か決定的な場面を作るが、フィニッシュの精度に欠き追加点を奪うことができない。
それでも、後半27分にFKのチャンスを得ると最後は⑧菊池が押し込み追加点。2-0で五戸高校が勝利し、準々決勝へ駒を進めた。
この試合でほとんどの3年生が引退となる青森高校の秋村文寿監督は「1失点目の取られ方が良くなかったなと、それが響いたと思います。自分たちとしてはサイドから攻撃というプランがありましたが、ほとんどできませんでした。五戸さんのほうが繋ぐところは繋いで、しっかり戦っていた印象です」と試合を振り返った。
「今の3年生は、私が学校に赴任した時の1年生で、一緒に3年間過ごしてきました。あと1つ勝たせてあげたかったという思いが強いです。ただ、負けたからといって終わりではなく、大学や社会人という新たなステージで選手でも指導者でも活躍してほしいと思います」と3年生にメッセージを送った。
キャプテンFW➉葛西隆広は「自分たち3年生が良くなかったです。この結果で終わって不甲斐ない」と涙を浮かべ、後悔を口にした。
「新チームはまた違うサッカーになると思うので、その中でしっかり目標を決めて、その目標に対してどうするべきか考えて、練習に取り組んでほしいです」と後輩たちにメッセージを送った。