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「目標は1級審判の資格」
2017年06月07日
青森山田高校の18年連続21回目の優勝と、県内無敗記録の更新で幕を閉じた第70回青森県高校総体サッカー競技。大会の取材中、主審を2試合務めた高校生がいるという情報を耳に。
青森県では、男女共に審判員の人材不足に悩んでいる現状、今日は将来の1級審判員を目指す髙田航希君を紹介します!
髙田 航希(たかだ こうき)
1999年11月27日生まれ
小中野小学校→小中野中学校→八戸聖ウルスラ学院高等学校
- 現在お持ちの審判の資格は何級ですか?
今は3級審判員の資格を持っています。
- いつから審判をしているんですか?
審判の活動を始めたのは、高校1年生の時からです。3級になったのは、1年生の終わりころですね。
- ご自身もサッカーはやっていたのですか?
実は、小・中学と野球をやっていました。でも、以前からサッカーには興味がありました。それで高校生になり、サッカー部の友人から、「サッカーに興味があるなら、審判もやりながらサッカーに携わる事もできるよ?」と誘われたのが、サッカーの審判をやるきっかけとなりました。
- 今回、公式戦で初めて主審を務めてみていかがでしたか?
試合に入る前は緊張しましたが、始まったら自分のレフェリースタイルでやる事ができました。課題点は今後改善していきたと思います。
- 審判の魅力は?
自分の好きなサッカーで、他の誰よりも選手と近い場所で関われることです。それから自分のジャッジの作用によって、サッカーの魅力を引き出せるという点です。
- 今後の目標は?
2級審判資格を取ることです。2級を取ったら、体力作りに励み、試合経験を多く積んで、1級審判員の資格を取りたいです。
高校卒業後は関東の大学に進学する予定です。将来は1級審判員になって、Jリーグなどの審判をしたいと思っています。
質問に対し、淡々と答えてくれた髙田航希君は、どのような審判員なのか?同会場にいる審判員の方に聞くと、「とても冷静で落ち着きがあり、物怖じしない性格ですよ。審判員にとても向いていると思います。1級審判員として活躍するのが楽しみです」と期待されている。
2017年4月1日現在、日本の審判員は264,206名。その中で1級審判員は、212名(日本サッカー協会HP参考)となっている。1級審判員は、JFA主催のサッカー競技を担当することができる、数少ない存在だ。髙田君の今後の活躍が、今から楽しみである。
※取材した日は、第4の審判員を担当