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現在発売中のVOL.46からチーム取材特集ページ『八戸第一中学校』を掲載します!
2017年07月02日
“一中頑張りの精神” 県大会出場を目指す
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少子化の進む現代、多くのチームが直面する問題が、 ”選手数の減少“ だ。
今年で創立70周年を迎えた八戸市立第一中学校。吹上小学校と中居林小学校の生徒が進学し、生徒数は448人(平成29年度)。各学年4クラスと、八戸市内では中規模の生徒数となる。
しかし、サッカー部に入部する生徒は年々減少傾向にあり、近い将来には部の存続も危ぶまれている。監督を務める田中康友先生は、「一番の理由は、子供たちが中学校に進学するタイミングで、クラブチームを選択することです。この流れが続くようだと、近隣の学校と合同で試合や大会に参加することを考えなければ」と話す。
「でもこれは、全国的にも自然な流れかもしれません。多くの選択肢がある中でも、この部活を選んでくれた生徒。選ばざるを得なかった生徒。入ってきてくれた子たちを大事にしたいですね」とこの現状を受け止め、前を向く。
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(写真左)田中 康友監督 (写真右)佐々木 秀明コーチ
今季のチームのこれまでとこれから 「そんなに上手ではないので、身体の強さや走力など、パワーを活かしたサッカーですね」と、今年のチームについて話す田中先生。昨年の八戸市秋季新人大会では準優勝、県大会に出場し、ベスト8に進出。今年の八戸市春季大会でも4位と、継続して好成績を残している。
だが、「フィジカルを活かしただけでは難しい部分があるので、攻撃の組み立て、相手ゴールまでいかにボールを運ぶかということは、今取り組んでいるところです。子供たちは素直なので、練習でやってきたこと、伝えたことはやってくれます。しかし練習でやってきたことが通用しなかった時などの応用や、自分たちのアイディアという部分はなかなか出てこないですね」と課題を挙げる。
チームを支える佐々木秀明コーチ 外部コーチとしてチームを支えるのが、佐々木秀明コーチだ。
「子供たちの気持ちの部分を支えられれば」という思いで始めたコーチ業も、今年で13年目となる。現在も放課後の部活には毎日欠かさず顔を出し、メニューを考え、トレーニングを実施する。田中先生は「本当にありがたいです。平日も夏休みの練習でも毎日欠かさず来てくれます。今は練習メニューなど、ほとんどお願いしています」と信頼は厚い。
(続く)
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