.

　東北リーグ１部優勝と、ＪＦＬへの昇格を目標に、今季のリーグ戦開幕を迎えたブランデュー弘前。その船出は芳しくない。
　開幕戦は白星でスタートしたものの、その後、６節までを終えて、２勝１分３敗。９得点９失点。第５節には、当時リーグ首位の富士クラブ２００３との試合に敗れ、上昇の気運を逃すなど、ここまでは厳しい戦いが続いている。
　リーグ戦は残り12試合とまだまだ長丁場だが、今後もこれ以上勝ち星を失うようであれば、開幕前に掲げた目標は早々に下方修正せざるを得ないだろう。
　これまでの戦いぶりを見ても分かるように、攻守ともに大幅な改善が必要なチームだが、吉本岳史選手兼監督が「チームとして戦うことができていない」と言うように、まずはチームとしての連携を今一度作り上げなければならない。


.

.


　その上で、チーム総得点の半分を稼ぎ出す姜曉一に頼りきりの攻撃面を改めたい。
　多くのチャンスを作りながらも貧打に泣き、１ー１の引き分けに終わった、リーグ第４節の仙台ＳＡＳＵＫＥ．ＦＣ戦と同じ轍はもう踏みたくない。
　作り出した好機を逃し、手の届いた勝点を失うことのないように、今後はよりチャンスを決めきる力が必要になる。


.

.





誌面では『選手の素顔に迫る!!』と題し、姜 曉一選手をピックアップ。
今年チームに加入し、6試合で5ゴールを挙げる。得点ランキングトップの姜 曉一選手に密着！
「リーグ優勝、ＪＦＬに昇格するために来た」と話す姜選手に、サッカーのことはもちろん、仕事やプライベートについて迫ります。

ここでは姜選手のこれまでの歩みを少しだけ紹介します。

.

.


――サッカーを始めたきっかけは？

　サッカーが好きで、実際にプレーを始めたのは小学校３年生の時から。将来はプロサッカー選手になることを目標にしていましたが、出身国の韓国でなることは考えてなく、海外を目指していました。中学校を卒業するまでにフランスやドイツといったヨーロッパへサッカー留学も経験。そんな中、Ｊリーグへの入団が実現しそうな話があり、日本語もまだ理解できないまま、単身、日本の高校に進学しました。

――日本ではどこのチームでサッカーをしていましたか？

　Ｊリーガーになるはずだった話が破談となってしまい、高校卒業後は岡山県にある大学へ入学。しかし、プロサッカー選手という目標は諦めたわけではありません。ＦＣ岐阜から声がかかったのは入学して２年後。Ｊ２という舞台でサッカーをすることができましたが、右ふともも肉離れで、復帰には３カ月という時間がかかってしまいました。プロの世界は厳しく、再びＪ２のピッチに立つことが叶わず、日本フットボールリーグ所属のＦＣ刈谷にレンタル移籍することになりました。


（続く）



＊選手へのインタビューや取材時に撮影した写真を合わせて掲載した完全版は、
発売中の青森ゴールVOL.46に掲載しています。ぜひ誌面にてご確認ください。
→http://www.aomori-goal.com/buy/


次節

東北社会人サッカーリーグ1部　第10節
07/09 (日) 　福島市信夫ヶ丘競技場　14:00
メリー　vs　ブランデュー弘前FC




関連記事はこちら

■ブランデュー弘前FCの選手が参加した第4回弘前ライオンズクラブ杯キッズサッカーフェスティバル
⇒https://aomori-goal.com/category/?sc=170630_110854&ct=0005

■東北社会人サッカーリーグ1部 第３節 『ブランデュー弘前ＦＣ』
⇒https://aomori-goal.com/info/?sc=170523_182744&ct=0001

■ホーム開幕戦を戦ったブランデュー弘前ＦＣ。試合の詳細と監督、選手のコメントを速報します！
⇒https://aomori-goal.com/info/?sc=170507_201738&ct=0001



青森ゴールVOL.46、その他の内容はこちらへどうぞ
⇒https://aomori-goal.com/nowonsale/


青森ゴールは青森県内の書店、スポーツ店、ユニバース全店で購入できます。
県外にお住まいの方やバックナンバーをお求めの方は、青森ゴールＨＰから購入できますのでぜひご覧ください。
→http://www.aomori-goal.com/buy/