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8月25日発売のVOL.47から第38回東北中学校サッカー大会『田名部中学校 戦いの軌跡』を紹介!
2017年08月24日
4年ぶりの東北大会出場も、全国大会に一歩届かず
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4年前の雪辱を果たすため、全国大会出場を目標に今大会に挑んだ田名部中サッカー部。
劇的な展開を制しつつ迎えた代表決定戦、延長戦の末に手にしたモノとは。
8月4〜6日、山形県鶴岡市の小真木原運動公園にて行われた第38回東北中学校サッカー大会。今大会の1位、2位、3位の2チームによる代表決定戦の勝者が、熊本で開催される全国大会への出場権を獲得する。
青森県第2代表のむつ市立田名部中学校は、4年ぶりにこの東北大会出場を果たした。4年前は4位で惜しくも全国大会出場を逃した田名部中。今大会は、全国大会出場を目標に大会に挑む。
1回戦、山形県第2代表の日新中学校との試合は、開始直後から田名部中が主導権を握る。
前半14分にコーナーキックからMF⑧工藤宙夢が頭で合わせ先制点を奪うと、その後も工藤の追加点を含めて5ー1の大勝。初戦突破を果たす。
2回戦の相手は、秋田県第1代表の本荘北中学校。
前半開始1分、本荘北中に先制点を許すが、そのわずか1分後、MF⑥渡辺健太が得点し同点。その2分後にも渡辺が追加点を挙げる。その後、好調の工藤が2得点と、前半を4ー1で折り返す。
大差で後半へ折り返した田名部中だが、後半開始早々に選手が自陣PA内でファウル、レッドカードで退場してしまう。さらに本荘北中にPKを決められ4ー2。
これを境に、田名部中は一気に崩れた。一人少ない影響からか、防戦一方の展開で3失点。逆転を許し、4ー5と窮地に追い込まれる。しかし、試合終了間際にPKを獲得し、MF⑨岩岡桂似が決めて同点。延長戦へ持ち込んだ。
一人少ない状況で、足をつる選手も続出する中、必死で戦い続けた田名部中。延長後半終了間際、エースの工藤が右サイドでボールを受けると、相手DFとGKをかわし角度のない場所から劇的な決勝ゴールを決め、準決勝へ駒を進めた。
決勝点を決めた工藤は「仲間を信じて、自分は体力を温存しながら前線で待っていました。決勝点で勝利に貢献できたので良かったです」と話した。
準決勝、岩手県第1代表の遠野中学校に試合開始直後から攻め込まれる展開。結果、0ー7で遠野中に敗戦。約一時間後に行われる代表決定戦に、全てを懸けた。
(続く)
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