近年立て続けにＪリーガーを輩出している青森山田高校から、今年も２選手のＪリーグ来季加入内定が発表された。

　まずは８月２５日（金）、郷家友太選手のＪ１ヴィッセル神戸への加入内定記者発表が行われた。

郷家友太選手
（３年生／ＭＦ／宮城県出身／前所属：ベガルタ仙台ジュニアユース）

「このたび青森山田高校からヴィッセル神戸に加入することになりました、郷家友太です。プロのキャリアをヴィッセル神戸という素晴らしいクラブで始めることができて、本当に幸せを感じています。今までに出会い、支えてもらった指導者、仲間、そして家族、沢山の方々に感謝しています。そして１日でも早く、ヴィッセル神戸のユニフォームを着て勝利に貢献できるように頑張ります。将来の目標としては日本を代表する選手になれるように頑張ります」

　ヴィッセル神戸の幸田将和チーフスカウトは、昨年度から高校・大学の新人選手のリストアップをする中で、「今年の高校生のナンバーワンは郷家選手」と高く評価していたという。「万能型のＭＦで、非常に高い能力がある。試合では攻守にわたって自分が今、何をしなければいけないかということを常に考えてプレーできる選手。技術、戦術的な理解力も高いものを持っており、これから努力を重ねて経験を積み、ヴィッセル神戸で中心選手として活躍してもらいたい」と、郷家選手に寄せる期待を語った。



　そして５日後の８月３０日（水）、Ｊ２モンテディオ山形への来季加入内定が発表されたのは中村駿太選手。

中村駿太選手
（３年生／ＦＷ／千葉県出身／前所属：柏レイソルＵ－１８）

「来シーズンよりモンテディオ山形に加入することになりました、中村駿太です。サッカーを始めてから最初の目標であったプロサッカー選手になることができて、とても嬉しく思います。モンテディオ山形に関わる全ての方々、自分に携わってくれた全ての方々に本当に感謝して、少しでも早くチームの勝利に貢献できるように一日一日努力して、自分らしく頑張ります。よろしくお願いします」

　記者発表に出席したモンテディオ山形の中井川茂敏取締役トップチーム事業本部長は、「天性の得点力、得点感覚を持ったストライカー。プロに進んでも得点王を目指してやれる選手」と中村選手を高く評価。６月６日から４日間にわたった練習参加の最終日には、既に獲得の意思を本人に伝えていたという。「チームのために戦うということが青森山田さんに来て植え付けられたなという印象。プレー的にも精神的にも充分プロで活躍できる選手になるという判断でオファーをさせていただいた」と獲得に至った理由を話した。


　３０日、共にＵ－１８日本代表候補トレーニングキャンプ（９月４日～６日＠Ｊ－ＧＲＥＥＮ堺）メンバーに選出された郷家選手と中村選手。現在高円宮杯プレミアリーグＥＡＳＴで首位の青森山田高校を牽引する選手として、日本代表選手として、そして来季からはＪリーガーとして、今後更なる活躍が期待される。


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今回のＪリーグ内定記者発表の詳しい記事は、10月25日発売の青森ゴールVOL.48に掲載予定です。ぜひご覧ください。

郷家選手、中村選手を特集した記事は青森ゴールVOL.45に掲載しています。
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