青森山田の10番は、これから背番号を14番に変え、日本代表としてAFCU-19選手権予選に臨む。
選手権青森県予選決勝では4ゴールをマークし、21年連続出場に貢献したMF郷家友太は、U-18日本代表に選出された。
彼が臨むAFCU-19選手権予選は11月6日からモンゴルで開催される、再来年のU-20W杯のアジア一次予選に相当する。
U-20W杯と言えば、今年5月にMF堂安律(フローニンゲン)、FW久保建英(FC東京U-18)が活躍し、ラウンド16まで進んだ韓国大会が記憶に新しい。
その次の大会のアジア一次予選。モンゴル、シンガポール、タイの3カ国と総当たりで戦い、1位になったチームが来年のアジア最終予選にあたるAFCU-19選手権の出場権を獲得する。
絶対に勝たなければならない戦いに臨むU-18日本代表。モンゴルに飛び立つ前の成田空港で郷家にその決意を聞いてみた。
―U-18日本代表としての本当の戦いがいよいよ始まります。
郷家(以下・郷):ついに始まるなという気持ちでいます。今大会はゴールを奪ってチームに貢献をするというのが目標ですし、(U-18日本代表を率いる)影山雅永監督からも期待されていることだと思うので、ゴールを取り続けて、また来年も呼ばれるようにしたいと思います。
―選手権出場を決めて、少しほっとした部分はありますか?
郷:それは正直あります。でも、ここからの戦いは全く違う戦い。青森県予選は試合のスピード感も遅く感じてしまいました。でも代表はプレースピードを上げて行かないとやられてしまうので、変なスピードの慣れを無くして、緊張感を持って戦って行きたいと思います。
―今年5月のU-20W杯、今月のU-17W杯を観て、何か感じることはありましたか?
郷:U-20W杯ではこの代表で一緒にやっている田川亨介君(鳥栖)も出場していて、ラウンド16のベネズエラ戦ではセットプレー1発で失点をして負けてしまうのを観て、1点の重みとW杯という舞台の怖さを感じました。U-17W杯では日本がPK戦の末に負けたイングランドが優勝したので、十分に日本も上を目指せるということが分かった。だからこそ、僕らの代でもW杯に出て、結果を残したいという想いが強くなりました。
―改めてAFCU-19選手権予選に向けていかがでしょうか?
郷:今年最後の代表活動なので、悔いが無いようにしたい。プロ入りも控えているので、自分の力を出して、ヴィッセル神戸の関係者が実力を認めてくれるような活躍と結果を残さないといけないと思っています。
―今大会の相手はすべて格下だけど、日の丸を背負った正真正銘の戦いとなります。
郷:これまでの代表活動はチームとしてよりも、個人としてどう生き残るか、どうアピールするかのサバイバルレース的な要素が強かったので、「自分が、自分が」というアピールを意識していました。でも、今回は「チームで勝つ」ことが最優先なので、自分のことばかりではなく、周りにも目を配って、日本のために点を獲って勝ちたいです。
―今回は14番を背負いますね。
郷:馴染みの無い番号ですよね。9月のカタール遠征でも背負った番号なので、自分にとって良い番号にしていきたいです。
―青森山田の代表としてもいい結果を残して返って来たいですね。
郷:青森山田だけでなく、北海道・東北地方で今回のメンバーに入ったのは僕だけなので、北海道や東北の人たちの恥にならないように、逆に憧れてもらえるように頑張りたいと思います。
―プレミアリーグ、選手権にも良い形で繋げたいですよね。
郷:はい、弾みをつけて行きたいので、まずは日本のために頑張りたいです。あと、やっぱり世界大会には強い憧れと、絶対に出たいという気持ちがあるので、その立ち上がりをいい形で飾れるように全力を尽くしてきます。
取材 2017.10.30 安藤隆人