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4月25日発売の最新号から、第一特集の『輝きを放つヒーローたち!2018 PICK UP PLAYER』を紹介します!U-15注目選手(青森山田中学校)
2018年05月03日
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U-15 注目選手を紹介
『青森山田中学校』
前人未到の全中5連覇へ
昨季からの主力が想いを語る
今や青森県のみならず全国をリードする存在となっている青森山田中学校。昨季、全国中学校サッカー大会において4年連続5度目の優勝を果たしたチームで、2年生ながら大会優秀選手に選ばれたのがこの3人だ。彼らが中心となり、新チームはこの春、3年ぶりにプレミアカップ東北大会を制し全国大会
(全日本Uー15サッカー大会)出場を決めた。3年生となり、チームを引っ張っていく役割が求められる彼らは、どんな想いを持って今シーズンに臨むのか。
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No.10 MF 松木 玖生
まつき くりゅう 3年生
前所属:室蘭大沢SC U-12(北海道)
進化を続けるキャプテン 松木玖生 3年前、北海道で開催された全中を観戦し、青森山田中のサッカーが自分に合うと感じた松木は、ここで自分の力を発揮しプロを目指したいという強い思いで津軽海峡を越えた。入学後はたちまち頭角を現し、1年生でただ一人トップチームのメンバーとして全中優勝を経験。昨季は中学2年生にして高校生に混じりプリンスリーグ東北にも出場した彼は、この学年を牽引する選手として今季キャプテンを務める。
「自分の特徴は常に動き続けることです。しっかりサイドでも関わって、得点につなげられたら」と話す彼が他の誰にも負けないと胸を張るのは、その強靭なメンタルだ。上田大貴監督も、「リーダーシップと強い気持ちを持っている。人にも自分にも厳しいので、玖生がチームを締めることができるのは、チームにとってすごくプラスだと思います。キャプテンとして苦労することもあると思いますが、強いメンタリティーで乗り越えてくれると思っています」と、松木のキャプテンシーに絶大な信頼を寄せている。
(続く)
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No.4 DF 三輪 椋平
みわ りょうへい 3年生
前所属:片岡小SSS(群馬県)
守備の大黒柱 三輪椋平 小学6年生の時、父親の薦めで群馬県から遠く離れた青森にやってきた三輪。「全国優勝していたのを知っていたので、自分もそのピッチに立って優勝したいという思いで来ました」。
「吸収力が高く、上手くなることに貪欲。指導者から言われたことを吸収しようとすぐに実践するので、みるみるうちに伸びてきた選手」と上田監督に言わしめた三輪は、2年時からトップチームで試合に出場している。
「昨季から試合に出ていますが、今季はDFリーダーとして責任があるので、コーチングだったり、ロングフィードやサイドチェンジを活かして、失点0でいけるチームにしたいです。新しく入ってきた人に色々なことを伝えたり、挨拶や返事、練習中の移動や授業態度など、サッカー以外のことでもAチームが一番しっかりやれと上田監督には言われているので、そこはみんなで意識してやっていきたいと思います」と、最高学年としての責任を語った。
(続く)
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No.7 MF 小野 暉
おの ひかる 3年生
前所属:ジェフ八戸FC
スピード自慢のムードメーカー 小野暉 「青森山田中の試合をテレビで見て、自分がここに行ったらどんなプレーができるのかなと思ったし、プロになりやすいと思って来ました」という小野。「青森山田に入る前は、全然きついことをやってこなかった。最初は練習についていくのが大変だった」という。しかし、「仲間も頑張っていたので、自分も頑張ろうと思いました」と奮起し、抜群のスピードを武器に、2年時にはトップチームのレギュラー入りを果たす。
上田監督は「持っている能力がすごく高いので、それをしっかり自分で活かし切ることを要求しています。昨季だと、結構先輩たちに活かしてもらっていたけれど、それしかできない選手になってしまうと、これからが難しくなってくる。今、色々な引き出しを要求されてチャレンジしているので、結構悩んでいる時ではないでしょうか」と語ったが、それは小野の能力を評価し、乗り越えられると信じているからこそ。
(続く)
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