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6月25日発売の最新号から、第一特集の『第71回青森県高等学校総合体育大会 サッカー競技』で4位となった八戸高校を紹介します!
2018年06月29日
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25年ぶりの高校総体ベスト4
東北大会出場は逃したものの、確かな手応えを掴んだ 今大会、ダークホースとして一躍脚光を浴びた八戸高校。県内有数の進学校がベスト4入りというニュースは、青森県サッカー界で大きな話題となった。
3年生の選手たちは、入学時に「自分たちの代で県ベスト4入り」という目標を掲げていたという。彼らは3年間、初心を忘れずに目標へ向かって着実に成長し続け、最後の大会で最高の結果を出した。
昨年行われた新人戦でベスト8入りを果たしていたため、今大会はシード枠として、2回戦からの登場となった八戸。初戦の三沢商業戦では、青森県リーグ1部に所属する格上を相手に4ー1の完勝。続く3回戦は、五所川原地区の春季大会で優勝を果たした五所川原工業と対戦し、戦前の予想に反して3ー0の快勝。
2戦連続の番狂わせを演じた八戸の快進撃と、思わぬダークホースの出現に会場は沸いた。
そうして迎えた準々決勝では、青森県リーグ1部に所属し、県内の四強に数えられる強豪・八戸学院光星との対戦(他、青森山田高校・八戸学院野辺地西高校・弘前実業高校)。より厳しい戦いが予想されていたものの、周囲の期待を勢いに変え、戦いに挑んだ。
櫻庭紀暉キャプテンは、悲願のベスト4入りがかかる決戦を前にしたチーム内の雰囲気を、「相手は中学校の時になかなか敵わなかったクラブチームの主力選手たちばかりで、気後れもありました。でも、ここまで来たらやるしかないと、チーム全員、 ”勉強でもサッカーでも絶対に勝とう “という強い気持ちを持って、腹をくくっていました」と振り返る。
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試合は光星にボールを保持され、押し込まれる場面が多く見られたが、櫻庭の言葉通り、強い気持ちを持って球際では一歩も引けを取らず、体を張った守備で無失点に抑えた。攻撃でも決定的な得点チャンスを何度か作るなど、強豪を相手に一歩も引かず対等に戦った。
互角の攻防を経た試合はPK戦になだれ込み、ついに勝敗が決した時、歓喜の輪を描いたのは八戸だった。
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試合中、何度も身を呈したブロックで失点を防ぎ、PK戦では見事なセーブを見せ輝きを放ったGK①岩澤尚行をはじめ、チームの全員がこの勝利の立役者となった。3年前に誓われた目標の達成は、同時に、25年ぶりのベスト4入りとなる歴史的快挙だった。
その後準決勝では絶対王者・青森山田と対戦し完敗。
(続く)
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