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6月25日発売の最新号から、ヴィッセル神戸に所属する『郷家友太』選手を紹介します!
2018年07月04日
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物語はここから始まる ――
挑戦を続ける者たち
ヴィッセル神戸 No.27 MF
郷家 友太
この春青森山田高校を卒業した郷家友太が、
約5ヶ月ぶりに母校のグラウンドを訪れた。
プロ1年目の今季、早々にデビューを果たすと
4月末には早くもプロA契約を勝ち取り、
着実にJリーガーとして歩みを進めている。
来年開催されるU-20W杯出場を目指す、
U-19日本代表のロシア遠征メンバーにも選ばれた郷家。
短いオフを利用して思い出深い青森を訪れた彼が語る、
Jリーガー・郷家友太の今、
そして青森山田高校で過ごした日々の中で得たものとは―――。
(取材日:6月10日)
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今回、青森に来た理由を聞かせてもらえますか? 卒業式に参加できなかったので、オフになったら来ようと思っていました。3年間お世話になった監督やコーチ、校長先生に挨拶がしたかったというのと、17日からロシアに行くので、体を動かしておかないとなまってしまうと思い、すごく良い練習環境があるので母校にお邪魔しました。懐かしい感じというか、プロとはまた違った熱さを感じて、青春を思い出しました。
プロになって約3ヶ月。プロデビューは自分では早かったと思いますか?(3月7日、ルヴァンカップ第1節でプロデビュー。リーグ戦は、3月18日、第4節でJ1初先発) キャンプですごく良いアピールができていたので、1節目から狙っていましたが、体調不良になってしまい、第4節のセレッソ戦でJ1デビューしました。でも先輩方を見ると、1年目は我慢の年なのかなと思っていたので、自分からしたら早いデビューなのかなと思いました。
プロの生活にはだいぶ慣れましたか? プレースピードという部分では高校とだいぶ違うので、最初はすごく苦労しました。今は慣れて、良い先輩にも恵まれてプレーできていると思います。チームでは練習時間が1時間半から2時間しかないので、それ以外の時間で何をするかというのも大切ですし、先輩とご飯に行ったりして関係も深めていけているので、充実し過ぎっていうくらい充実しています。
18歳で大人の世界に飛び込みましたが、戸惑いはなかったですか? パスをしている仲間は今までTVで見ている選手だったので、本当に自分もやっとこの舞台に立てたんだなと実感しました。あとは、税金とか。大人の世界ですね(笑)。税金の仕組みが分からなくて、頭が追い付かないです。父親に聞いてやっとできるぐらいなので、今でも親には迷惑をかけています(苦笑)。でも、関東で試合がある時は応援に来てくれるので、ありがたいですね。
雰囲気もすっかり大人になりました。 自分でもそう思います(笑)。初対面の人に、「(その年齢に)見えない」と言われます。それから、コメント力が少しつきました。最初はもじもじしていたり、呂律が回らなかったりしていたんですけど、今はすんなり出てくるようになりました。
(続く)
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ごうけ ゆうた
宮城県多賀城市出身
1999 年6 月10日生まれ
183cm / 74kg
経歴:鶴ヶ谷SSS→ベガルタ仙台ジュニアユース→青森山田高校
中学3年の秋に青森山田中学校へ転校。青森山田高校では2年生からレギュラーとして活躍し、2冠達成に貢献した。3年生になると10番を背負い、プレミアリーグ2017EASTでは9得点を挙げ、青森山田高校初のリーグ得点王に輝く。ヴィッセル神戸では今季ここまでJ1リーグ戦9試合、ルヴァン杯6試合に出場、1ゴール。U-14 日本選抜(2013 年)、U-18 日本代表(2017 年)、U-19 日本代表(2018年)選出。
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