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10月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.54」からFC東京に所属する『室屋 成 × 山田 将之 × 廣末 陸』青森山田OBによる『座談会』を少しだけ紹介!
2018年10月29日
2018シーズン FC東京所属
青森山田OB『座談会』文/写真:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
まず同じ青森山田高校卒業生として、お互い感じることはありますか?
山田将之 陸は学年がかぶっていないので、どうしても僕と成が「全国制覇をする」という気持ちを持って全力でやっていたことを達成した後輩として、リスペクトをしています。正直、同じ括りではなく、可愛い後輩として見ています。成に関しては、大学こそ違いましたが、高校3年間を共にした仲として、こうしてプロで一緒のチームでプレーができていることは素直に嬉しいです。ただ、高校時代に「いつかプロや代表で一緒にDFラインを組みたい」という話をしていたので、同じチームにはなりましたが、まだそれは実現できているとは言えない状況です。願わくばこの先、GKに陸がいて、DFラインに僕と成がいたら嬉しいなと思っていますし、恩返しになると思います。
廣末陸 正直、僕は高校に入るまで高校サッカーのことを全く知らない人間だったので、室屋選手や山田選手のことは、入る1年前くらいに初めて青森山田の試合で観た程度で、青森山田でプレーしている姿はあまり知りませんでした。ただ、FC東京に入った時に出身校が同じという共通点があったので、すごく話しやすかったし、面倒を見てくれています。
室屋成 3人で青森山田の話題で盛り上がったのが『雪中サッカー』ですね。あれは本当にキツかった。
山田 やっぱり雪中サッカーだよね。
廣末 あれは本当に衝撃的な経験ですから。
山田 サッカーをやっている時は楽しいんですが、終わった後の走りがめちゃくちゃキツい。
廣末 野球場を走ったりしましたよね。
山田 あったあった、野球場は新雪だから余計にキツいんですよ。
冬になるとグラウンドには大雪が積もる。その中でランニングをする選手たち。青森山田の風物詩だ。
雪中サッカーは初めての経験でしたよね?
室屋 もちろんです。大阪は雪がほとんどふらない。
山田 僕はそもそも雪中サッカーの存在を知りませんでした。青森山田でサッカーをしたいと思って行きましたが、雪中サッカーは全く頭になかったので、余計に衝撃でしたね(笑)。本当に驚くほどキツかった。
室屋 雪中サッカーはもうやりたいとは思いませんね
(笑)。
廣末 あのメンバーでもう一度サッカーはやりたいですが、雪中サッカーは嫌です(笑)。雪中サッカーが終わったら雪かきをするんですが、その雪かきを長時間やって、「よし練習をやるぞ!」と思ってやっていると、また雪が降って来て、朝になったら振り出しに戻っていることがあるんです。いつもはブルドーザーを入れて雪かきをするんですが、僕らの時はちょうど人工芝を新しく張り替えたばかりですべて手作業でした。
室屋 僕たちの時は4時間くらい雪かきをした後に急にブルドーザーが来て、30分くらいで終わった時があったんです(笑)。「ちょっと待って、俺たちやる必要あったのか」と愕然とした時はありました(笑)。
山田 あったあった(笑)。「来るんかい!」って、総突っ込みだったよね(笑)。
室屋 まさに手柄を全部持って行かれたよね(笑)。
(続く)
誌面では、全記事や昔の写真も掲載!青森山田高校での思い出話やお互いの時代について、印象などについて赤裸々に語っていますので、ぜひご覧ください!
1年生の冬にU-16日本代表に選出された室屋選手。これが代表初選出で、当時の様子を語っているインタビューは、『AOMORI GOAL VOL.11』に掲載されています!
写真中央が山田選手。高校選手権が終わり、小松崎雄太選手(現:ラインメール青森FC)と肩を組み、大会を後にした。この時の選手権、高校最後のインタビューが掲載されている『AOMORI GOAL VOL.20』はデジタルマガジンのみの販売となりますので、ご了承ください。
高校選手権で初優勝を果たした廣末選手。髙橋壱晟選手(現:レノファ山口)と喜びを分かち合う。この年に2冠を達成した青森山田高校。青森ゴールでは『青森山田2冠達成記念誌』を発売しています。ぜひ、お買い求めください!!