No44 MF
秋吉 泰佑
Taisuke AKIYOSHI
生年月日:1989年4月18 日 身長/体重:174cm / 65kg
経 歴:ルーテル学院高校→アルビレックス新潟シンガポール→アームド・フォーシズ→PFCスラヴィア・ソフィア→NKズビエズダ・グラダチャツ→SKシュトゥルム・グラーツ→ヴァンフォーレ甲府→ファジアーノ岡山→ラインメール青森FC→ヴァンラーレ八戸FC
「このチームを(J3に)上げるために来た」
シーズン前に話した通り、J3昇格を勝ち取り有言実行を果たした秋吉泰佑。MF中村太一、MF酒井大登らと共に、ラインメール青森から今季加入。葛野昌宏監督、東純一郎ヘッドコーチのサッカーを熟知する1人として、主に2シャドーの一角でプレー。機を見た動き出しから味方のパスを引き出しチームの潤滑油となりつつも、チャンスに繋がる仕掛けで敵陣を翻弄するなど、ゴールに直結する役割も果たした。
さらには、気持ちを全面に押し出した気迫溢れるプレー、味方を鼓舞する声掛けなど、これまで培ってきた経験値の差も、ピッチ内で示し続けた。
彼のプレーについて新井山祥智は、「ハートの部分を試合で全面に出す。そういう選手が1人いるだけでチームが活気づく。彼を見て、そういう部分が大事だということを改めて感じた」と、そのプレーを称賛した。
対して秋吉自身、「本来の自分のパフォーマンスを表現できたかというと、そこまでできたわけではない。満足できるものではなかった」と振り返っている。
理由を問うと、「今季に関しては、周りに気を使った部分が大きかった。他の選手を奮い立たせることや、暗い雰囲気をどう立て直すかとか、そっちにパワーを使ったので。1年で(J3に)上げることを考えれば、このチームに必要なのはメンタルだと思っていた。チームに加入して最初に感じたのは、練習が静か。自分のことだけやっておけばいい、そんな雰囲気も感じたし。だから、そこを自分が変えようと思った」と、そう話した。
練習中、試合中を問わず、各選手に声を掛けながら、時には一歩踏み込んで、プレーや姿勢に言及することもあったという。
(続く)
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