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12月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.55」から第97回全国高等学校サッカー選手権 青森県大会で準優勝の『八戸学院野辺地西高校』記事を少しだけ紹介!
2018年12月27日
八戸学院野辺地西高校
“絶対王者”を苦しめるも「負けは負け。勝ち切れるチームに鍛え直していきたい」
前回大会に続き、青森山田との決勝に勝ち進んだ野辺地西。前述した通り、 ”絶対王者“ に1ー2の敗戦。歴史を変えるまでには至らなかったものの、10年ぶりに決勝の舞台で青森山田からゴールを奪うなど、称賛に価する戦いぶりを披露した。
今年からフィジカルトレーナーをチームに迎え、肉体改造を図ったことも功を奏しただろう。運動量、ボディコンタクトの部分で対等に渡り合うと、そのフィジカル的な上積みをベースとした前線からのプレス、連動した中盤での守備は効果的だった。
キャプテンのDF⑤舘睦人、DF③羽立俊理が集中を切らさず、ディフェンスラインをコントロール。全体をコンパクトに保ちつつオフサイドで青森山田の攻撃陣を翻弄すると、これまで太刀打ちできなかった空中戦でもMF⑱宍戸勇介が競り勝ち、セカンドボールを拾って攻撃に繋げた。
ボールを奪ってからも慌てることなく中盤で丁寧に繋ぐと、同点ゴールを奪ったMF⑭工藤拓人のキープ力を活かし、サイドに展開。左サイドのMF⑧沼倉幸哉の仕掛けなど、青森山田を苦しめる多くの要素を、今大会の野辺地西は持っていた。
(続く)