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2月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.56」から、青森県ゆかりの選手たち『挑戦』の特集から髙橋壱晟選手の記事を少しだけ紹介!
2019年03月03日
青森県ゆかりの選手たち『挑戦』
昨年のW杯での柴崎岳の活躍、青森山田高校の高校選手権優勝など、近年、青森県勢の活躍は目を見張るものがある。ここでは、厳しい環境の中で育った青森県出身者。プロの世界へと羽ばたいていった選手たちを紹介する。
髙橋 壱晟
山形で迎える、勝負の3年目。取材/写真/文:頼野亜唯子(フリーライター)
千葉、山口の経験をバネにして
1月13日、山形県天童市の山形県総合運動公園で、J2モンテディオ山形の2019キックオフイベントが開催された。今季、ジェフ千葉から期限付き移籍で加入した髙橋壱晟(2017年3月青森山田高卒)も、駆けつけた約2000人のサポーターの前で、力強く抱負を語った。
昨季山形に加入した中村駿太(2018年3月同高卒)は、試合経験を積むためJ3ザスパクサツ群馬への育成型期限付き移籍を選んだが、髙橋の加入により、櫛引政敏(2011年3月同高卒)とともに、今季も2人の青森山田OBが山形のユニフォームを着て戦うことになった。
髙橋といえば、言わずと知れた青森山田2冠(高円宮杯Uー18チャンピオンシップ優勝・全国高校サッカー選手権優勝)のメンバー。千葉でスタートしたプロ生活も、開幕スタメンでデビューを飾り、プロ初ゴールも早々に決めるなど、順風満帆に見えた。しかし、高卒1年目の選手がそのままレギュラーを張り続けられるほど、今のJ2は甘くない。シーズンの後半は出場機会を失い、2年目の昨季はレノファ山口にチャレンジの舞台を移した。だが、山口でもリーグ戦出場は10試合。先発出場は4試合に留まった。
「山口ではすごく悔しい思いをしましたが、それも自分の実力不足。いい経験だと思っている」
(続く)