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6月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.58」から『高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 青森山田高校』の記事を少しだけ紹介!
2019年07月10日
高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST
青森山田高校 6戦無敗で首位独走
開幕から2連勝と幸先良いスタートを切った青森山田高校は、その後2試合引き分けが続き、3位で第5節を迎えた。対するは、2位・柏レイソルU-18。試合開始からわずか5分、今季初めて先制を許すと、11分にはチームの大黒柱である主将のMF⑩武田英寿が退場処分となり、立ち上がりから窮地に追い込まれる。しかし選手たちは、リードしながら退場者を出し、追いつかれて引き分けとなった第3節での苦い経験を教訓とし、同じ過ちを繰り返さなかった。相手にボールを支配される時間帯が多かった前半を0-1で耐えしのぐと、後半セットプレーからMF⑭金賢祐、DF④箱﨑拓の得点で逆転に成功。一人少ない青森山田が2-1で勝利し、首位に返り咲いた。
AOMORI GOAL VOL.58では、第5節で得点した2選手と、好セーブを連発し勝利に貢献したGK①佐藤史騎をピックアップ。1、2年生の時はトップチームに絡むことができず、悔しさを糧に成長した彼らの今に迫った。
No.4 DF 3年生 箱﨑 拓前所属:湘南リーヴレ・エスチーロジュニアユース
今季、センターバックとして開幕からここまで全試合にフル出場し、青森山田の堅守を支える。
リバプールのファン・ダイクのような、空中戦の強さやカバーリングを身につけてもっと成長したいという箱﨑。また、身近な選手では昨年同じセンターバックで4番を背負った二階堂正哉(現・新潟医療福祉大学)の名前を挙げ、「全然まだまだ上の存在ですが、目標というより追い越したい、ライバルになっていきたい存在です」と話した。
No.1 GK 3年生 佐藤 史騎前所属: 横浜FCジュニアユース
目指す選手として、プロ選手ではテア・シュテーゲン(バルセロナ)、近い選手では「率先してチームを引っ張る立場にいて、威厳があり、プレーはもちろん、そういうプラス1のところができる選手」と、去年の守護神である飯田雅浩(現・国士舘大学)の名前を挙げた。その飯田選手からは、プレミアリーグ出場にあたり「緊張すると思うけど、高校年代最高の舞台だから思い切ってやれ」と声を掛けられたという。
今季ここまで全試合にフル出場し、わずか5失点。成長著しい守護神がチームを勝利へと導く。
No.14 MF 3年生 金 賢祐
前所属:FCソウル アカデミー
チーム立ち上げ当初はスタメンに入っていたが、プレミアリーグ開幕から第6節まで先発出場は1試合にとどまっていた。第5節終了後の取材で「スタメンを取り返したい」と話していた金は、県高校総体で得点を量産。第7節以降先発を務め、第9節では開始8分、チームを勢いづける先制点を挙げた。
目標とする選手としてレロイ・サネ(マンチェスター・シティ)、身近な選手では昨年チームを牽引した檀崎竜孔(現・コンサドーレ札幌)や佐々木銀士(現・東洋大学)の名前を挙げ、「青森山田で今頑張って、将来はプロで活躍したい」と語った。
県高校総体による中断期間明けの3試合でも勝利し、順調に勝点を積み上げた青森山田高校。前期9試合を終えて無敗で首位を独走し、2016年以来のリーグ制覇に向けて突き進む。