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ヴァンラーレ八戸ユース所属のMF石ヶ森荘真が来季トップチームの加入が内定。「まずは試合に出ることを目標に1日1日、練習を頑張っていきたい」
2019年09月11日
9月11日(水)、J3ヴァンラーレ八戸はユースに所属するMF石ヶ森荘真の来季のトップチーム加入内定を発表した。
石ヶ森は、八戸市中居林出身で8月にクラブに加入したMF差波優人は地元の先輩となる。
幼少期にクラブのアカデミーに入団以降、ジュニア、ジュニアユース、ユースでプレー。常にチームの中心としてその能力の高さを示してきた。
昨季は高校2年生ながら背番号10を背負い、ボランチの位置でゲームメイクを担うと、3年生となった今季はトップ下やより攻撃的な位置でもプレーし、ゴールやアシストでチームを牽引してきた。
今後は、2種登録選手としてトップチームに登録。10月中旬に開幕するJユースカップ終了後にトップチームに帯同できるよう調整していく方向だという。
会見で石ヶ森は「夢だったプロサッカー選手になるということを、ずっとプレーしてきたこのチームで叶えることが出来て本当に嬉しく思います。ここまで来るまでにたくさんの人に支えられたので、そういった人たちに感謝の気持ちを忘れずに、プレーで恩返し出来ればと思っています」と緊張した面持ちで挨拶。
トップチームでの今後について聞かれると「(トップチームの)練習に参加して一番感じたのは、判断の速さとフィジカル的なところ。(判断の速さは)高校年代では通用してきた部分で自信を持っていた部分でしたが、トップチームの中に入るとそれも人並み。フィジカルの部分でも体を大きくしていくのも自分のレベルアップに繋がると思います」と判断の速さとフィジカル部分を自身の課題として挙げ「まずは、試合に出ることを目標に1日1日、練習を頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。
石ヶ森のプレーについてユースの中村圭悟監督は「ドリブルやスルーパスもそうですし、攻撃の部分でアイディアが豊富です。『ここでこのプレーをするか』という意外性のあるプレーは(他の選手が)真似できないところだと思います」と評価する。
この言葉通り先週末に行われた高円宮杯U-18青森県リーグ2部の試合では、トップ下で先発出場すると自身のドリブルでの仕掛けや相手の背後を狙う飛び出しから4ゴールを決め、来季の1部リーグ昇格を決める勝利に貢献した。
目標とする選手を聞かれた石ヶ森は、アカデミー入団後からトップチームでプレーする姿を見続けてきたというチームのヴァンディエラ、MF新井山祥智の名前を挙げた。「いつかああいう風になれたら良いなと思っています」と尊敬の念を口にする。
アカデミーから初めてとなるトップ昇格を果たした石ヶ森荘真。今後の更なる成長と活躍に期待が懸る。
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プロフィール
石ヶ森荘真 いしがもりそうま
背番号:19
出身:青森県八戸市
生年月日:2001年7月1日生まれ
身長/体重:171cm/58kg
経歴:ヴァンラーレ八戸U-6、U-8、U-10、U-12、U-15、U-18
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