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12月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.61」から第98回全国高校サッカー選手権大会青森県大会で準優勝した【八戸学院野辺地西高校】の記事を少しだけ紹介!
2020年01月10日
【王者をあと一歩まで追い詰めた野辺地西。収穫と課題を手に「打倒・青森山田」の目標は後輩たちへ】
「最後まで走って、頑張ってくれた。あと一歩のところまで青森山田を追い詰めた選手たちを誇りに思います」。
決勝を終えた八戸学院野辺地西の三上晃監督は、こう選手たちを称えた。その言葉通り、延長戦までの100分間を終え0ー0、PK戦まで持ち込むも2ー4の敗戦。王者・青森山田をここまで追い詰めた挑戦者は、過去にいなかっただろう。
決勝当日、会場は風速10メートル。ピッチ看板が動き、移動式のベンチが倒れるなど、その強風が良くも悪くも試合に影響したのは間違いない。「風上の時は積極的に仕掛ける、攻撃的にいこうと話はしていました。逆に風下の時は我慢しなければいけない。そういったところで前後半のゲームプランを分けて考えてはいました」と三上監督。
風上に立った前半、立ち上がりからスムーズな入りを見せると、中盤でMF佐々木大羅が展開、MF工藤拓人のドリブルでの持ち運びや少ないタッチ数でのパス交換から相手ゴールに迫る。18分にはMF鈴木洸斗、34分にはMF山谷麻尋がシュートを放ち果敢にゴールを狙った。
風下に立った後半は、青森山田が前半の修正を施し攻勢を強めるも、センターバックの宍戸勇介、堀田玲穏が体を張った守備を見せると、GK鈴木奏汰もファインセーブでピンチを防ぎ、好守で対抗。
(続く)