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2月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.62」から第98回全国高校サッカー選手権大会に出場した矢板中央高校。十和田出身で1年生ながらゴールマウスを守った『藤井陽登』の記事を少しだけ紹介!
2020年03月04日
一躍、同世代のトップランカーに。目標は高く遠く
矢板中央高校
No.12 GK 藤井陽登出身:青森県十和田市
生年月日:2003年6月5日
身長/体重:180cm/72kg
経歴:十和田イーストFC→十和田中学校
全国高体連サッカー部技術委員会が発表した、今回の選手権の優秀選手38人の中に、矢板中央高校のGK藤井陽登の名前が刻まれていた。これは大きな功績である。
大会に参加した48校のうち、優秀選手に選出されたGKたった3人。そのなかに、しかも1年生の藤井が選ばれたことには大きな意味がある(ほか2名は3年生)。GKのルーキーとしては、現在彼がトップクラスに位置していることが、これで証明されたからだ。
この活躍も、正GKだった先輩が昨年9月に怪我をして、離脱したことがそもそもの始まり。GKというポジションの特性上、こうした事態にチャンスを掴めるかどうかで、未来がかなり左右される。そんな状況下でスタメンを奪取した藤井の勝負強さは、今や彼の持ち味だ。
その彼の持ち味が光った試合といえば、サドンデスにまでもつれ込んだPK戦を制した、選手権最初の対大分高校戦だろう。藤井は大分の7人目のキックを見事にストップし、初戦白星に多大な貢献を果たした。
振り返れば栃木県予選決勝でも、佐野日大高校との激戦はPK戦までもつれこんだものの、藤井の活躍もあり勝利している。そして選手権という再びの大舞台で、ルーキーはまたもヒーローとなった。
そんな藤井の出身校は十和田中学校。「矢板中央のGKコーチが一番最初に声をかけてくれた」という縁もあり、矢坂中央の練習会に参加し、人工芝などを備える同校の環境面も含めて成長できる場だと判断。青森から栃木へとプレーする場を移した。
高校進学先の選択肢の中には青森山田の名もあり、また野辺地西からは実際に声をかけてもらっていたというが、「関東の強豪と戦えるプリンスリーグに所属していることにも魅力を感じた」という。
そして矢板中央へ進学。
(続く)
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