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2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.68」から高校選手権で準優勝した青森山田高校の『藤原 優大』を少しだけ紹介!
2021年02月28日
ディフェンスながら4得点を挙げ、攻守にわたりチームを支えた。
藤原 優大
ふじわら ゆうだい 青森県弘前市出身
2002年6月29日生まれ 182cm / 75kg
中高を通じて、青森山田で活躍してきた藤原優大。その6年間について聞くと、中学時代が最もきつかったという。5時間の授業のあと、日が暮れてもなお練習して、帰宅して、という毎日が、彼を成長させたが(当時は実家のある弘前から通学)、それには現在も青森山田中学を指導する上田大貴監督の影響も大きかったという。
「(上田監督は)卒業する時に、みんなには『お疲れさま』と言っていたんですが、自分には『ここからだからな』と言ってくれたんです。将来を見据えて、いつも厳しい言葉をかけてくれて、そういう状況も作ってくれたと思うので、とても感謝しています」
中学当時の藤原に話を聞いたことがある。彼が3年生だったときだ。新チームの発足から間もない4月初旬に、キャプテンに指名されていた藤原は、「危機感がない」、「メリハリがない」、「後輩たちを引っ張っていくことが難しい」と感じ、チームに対し危機感をあらわにしていた。前年までに全中3連覇を果たしていたこともあり、どこか楽観的な雰囲気がチームを支配していたのだ。
取材当日は特にそれが顕著だったようで、上田監督はこの日の練習を中止。「練習以前の問題がありました」とその理由を明かしてくれた。のちに前人未到の全中4連覇を達成することになるが、それほどまでに、藤原がキャプテンとして引っ張っていかなければならないチームの船出は悪かった。「中学の3年間が一番きつかった」という彼の言葉の中には、この時の苦労も含まれているだろう。
そんな中学での3年間を土台に、藤原は高校でさらに飛躍する。
(続く)
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